株式会社エンハンス、Webメディア向け収益化支援プラットフォーム「AE」を取得
株式会社エンハンスは、ユーザー定期課金を導入・管理するWebメディア向けの収益化支援プラットフォーム「AE」の事業を取得したことを発表しました。この買収により、マイクロアドグループのメディアコンサルティング事業は更に強化され、メディア運営企業の新たな収益基盤の構築に寄与することとなります。
近年のWebメディア業界の背景
最近のWebメディア業界は、検索エンジンのアルゴリズムの変化やAI技術の進化、さらに広告在庫の過剰といった要因によって、運営環境が変化しています。このため、多くのメディア企業が新たな収益源の確保を必要としています。また、様々なWeb決済手段が普及する中、ユーザーによる定期課金を含むコンテンツ課金は一般化し、メディアの持続可能な成長を支える重要な要素となっています。
今回の「AE」の取得によって、マイクロアドグループと提携するメディア運営企業は、収益構造を再編し、広告収益と定期課金収益という二つの柱に基づいて持続可能な収益基盤を築くことが可能になります。
「AE」のサービス概要
「AE」は、ユーザーの定期課金や各コンテンツごとの課金に対応した、Webメディア向けのクラウド型収益化支援プラットフォームです。既存のコンテンツ管理システム(CMS)へのタグ設置を行うことで、導入から運用、管理を一元的に行うことができます。
さらに、大手出版社や新聞社での導入実績があり、会員管理ツールやCMSとのAPI機能が強化されています。このため、メディア企業は本格的なコンテンツ課金を行うことが可能になります。
特徴とメリット
導入企業は専門知識を必要とせず、最短1週間で月額・年額の定期課金やコンテンツ課金の設定ができます。様々な機能がダッシュボード上で一元管理できるため、運用の負担も軽減されます。
定期課金収益に連動するレベニューシェア型の料金体系を採用することで、企業は初期投資を少なく抑え、リスクを軽減して事業を立ち上げることができます。
事業強化に向けた戦略
これまでのアドプラットフォーム事業を通じて、マイクロアドグループはメディアの広告収益最大化を支援してきました。今後は「AE」の導入により、広告収益に加えてユーザーによる定期課金を提供することで、メディア運営企業に新たな収益の柱を追加します。
エンハンスは、メディアコンサルティングやシステム開発の経験をもとに「AE」を通じた定期課金のビジネスモデル確立をサポートし、収益の最大化を促進します。
今後の展望
マイクロアド及びエンハンスは、「AE」の機能強化に向けた取り組みを継続して行い、メディア運営企業の収益最大化支援をさらに拡大していく方針です。エンハンスは、デジタルマーケティングを視野に入れた新たなソリューションを提供し、メディアビジネスの成長をサポートしてまいります。
企業情報
株式会社マイクロアド
株式会社エンハンス
- - 代表者: 立石 誠
- - 本社所在地: 東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー13F
- - 事業内容: パブリッシャートレーディングデスク、メディアコンサルティング、広告販売代理
- - ウェブサイト: https://www.enhance.co.jp/