忙しい育児の合間に役立つシンプルなヒント
子育てをしていると、家事や仕事に追われて「もっと頑張らなきゃ」と無理をしてしまいがちです。特に、他のママやパパが子どもにどれだけ時間をかけているかを見ると、自分だけが置いていかれているような気持ちになり、自己嫌悪に陥ってしまうことも。そんな中で、「子育てがうまくいかない」と感じる親も多いのではないでしょうか。
実は、子育てでは多くの荷物を背負った大きなリュックを持ち、険しい山を登ろうとする必要はありません。むしろ、そんな負担を軽くし、足元の小さなことに目を向けることが大切です。小さなシンプルなことの中に、子どもの可能性を引き出すヒントや、親が心を軽くできる方法が詰まっています。これを実践することで、親も育児の楽しみを再発見できることでしょう。
その具体的な手法をまとめたのが、丘山亜未著の『1分だけ子どもを待ってみる』です。本書では、モンテッソーリ流の子育てのヒントが100個収められています。忙しい方でもすぐに実践できるよう、最短10秒でできる簡単でシンプルなアイデアばかりを厳選しました。どの章からでも、空いた時間に1日1つ実践するだけで、子どもとの暮らしが見違えるように変わることでしょう。
本書の内容構成
本書は、以下のような章で構成されています。
1.
好きから才能を伸ばす
子どもが好きなことを大事にすることで、その才能を引き出す方法を探ります。
2.
自分でやる!を大事にする
自己意識を高めるために、子どもに自分でやることを促すポイントを解説。
3.
環境・体・心を整える
整った環境や心の状態が、育児に与える影響を考慮します。
4.
言葉で世界を広げる
言葉の大切さと、その広がりを育む手法を学びましょう。
5.
想像力の羽を育てる
子どもの想像力を豊かにするための実践的なアプローチ。
6.
学びの土台をつくる
学ぶ準備ができているかどうかを見極め、土台を築く方法。
7.
困った行動に可能性が隠れている
問題行動を捉え直すことで、新たな可能性を発見。
8.
親の心を整える
親自身のメンタルヘルスについての重要性を考えます。
9.
一緒に育つ親でいる
子どもと共に成長する姿勢が大切だということを再認識。
この本は、忙しい日々の中でもほんの少しの余裕を持って、自分自身と向き合いながら育児を楽しむ手助けをしてくれます。
著者について
著者の丘山亜未さんは、株式会社kototoの代表であり、モンテッソーリ教師でもあります。彼女は「ちいさないす」というモンテッソーリ幼児教室を主宰し、「kototo Montessori Life」という教育事業も展開中。オリジナルのアプローチで25,000組以上の親子をサポートしており、常に満席の人気を誇ります。著書には、子どもの才能を伸ばすためのヒントが詰まった書籍も多数あります。
本書『1分だけ子どもを待ってみる』は、2025年12月22日に発売予定。定価は1,793円(税込)で、ISBNは978-4-413-23424-5です。子育て中の親たちにぜひ手に取っていただきたい一冊です。