キッチンカー「らーめん月」が贈る特別な一杯
2025年4月20日、防府市の児童養護施設「海北園」でキッチンカー「らーめん月」による無料ラーメン提供イベントが開催されました。このイベントには、施設に入所する約70名の子どもたちが参加し、昼のひとときを楽しみました。
イベントの概要
この日のイベントは、11時から14時までの間に行われ、子どもたちは「らーめん月」が普段提供している4種類のラーメンメニューの中から好きな一杯を選ぶことができました。おかわりも可能で、子どもたちはそれぞれお気に入りのラーメンを味わいました。食事が終わった後には、参加者全員での集合写真も撮影され、イベントの思い出を振り返る場面も見られました。
イベントに参加した子どもたちは「また来てほしい!」と笑顔でコメント。また、施設の職員からも「長年働いているが、こうしたイベントは初めて。子どもたちが終始笑顔でいる姿に感謝したい」と嬉しい言葉が寄せられました。
提供された美味しいラーメン
「らーめん月」では、すべてのラーメンが鶏白湯をベースにしたスープで、さまざまな調味料を活用し、異なる味わいを楽しめるよう工夫されています。子どもたちにとって、無添加・無化調のラーメンは心地よい味わいで、安心して食べられる一杯でした。
背景にある想いとビジョン
「らーめん月」の代表である石坂亮は、3年前に自身の子どもが小児がんを患った経験から、多くの支援を受けたことをきっかけにこのキッチンカーを立ち上げました。「外食が難しい方にも、無添加で自然な旨みを誇るラーメンを届けたい」との思いで、地域の子どもたちのための活動を行っています。
彼は「子どもたちが大人になったとき、次は自分が支える側になりたいと思う循環を創出したい」と語ります。この考えは、ただラーメンを提供するだけではなく、子どもたちに価値観を育むことにも繋がっています。
石坂亮代表のメッセージ
石坂代表は、活動を通じて感じた感謝の気持ちを表現しました。「私の子どもが小児がんを患った際、多くの方に助けていただきました。この恩返しとして、らーめん月を立ち上げ、安心できる食事を届ける活動を続けています」と述べています。
そして、ラーメンの監修は兵庫県宍粟市の好評ラーメン店『星と月』のシェフが担当しており、添加物を気にする方でも安心して召し上がれるラーメンを提供しています。石坂代表は、「子どもたちには自然の食材が持つ本来の美味しさを知ってほしい」と語っており、食を通じた教育にも力を入れています。
協賛企業に感謝
本イベントの運営には、有限会社サエキ創建、ラウンジCrest、株式会社Canvasなどの協賛企業からの支援が重要な役割を果たしました。協賛していただいた企業には、ロゴとリンクを公式サイトやSNSに掲載するなどのメリットが提供され、共に地域貢献へとつながっています。
今後のイベント予定
「らーめん月」は今後も定期的に児童養護施設を訪問し、地域の子どもたちに美味しいラーメンを届ける活動を続けます。次回は5月18日、周南市の児童養護施設「共楽園」での提供が予定されています。
この活動を支えるために、協賛企業も随時募集しており、法人や団体の月額1口10,000円から個人の月額1,000円からのプランを用意しています。さらなる支援を通じて、温かな心がつながる輪を広げていくことを目指しています。