予防医療テックの新たな一歩
株式会社リンケージが、大阪ヒートクールとの提携を発表し、生理痛を疑似体験する研修プログラムを提供開始しました。このプログラムは、健康を意識した職場づくりの一環として位置づけられています。具体的には、VR技術を駆使した生理痛の体験を通じて、職場での理解を深め、女性の健康についての意識を高めることを目指しています。
生理痛を理解するためのVR体験
この研修で使用されるのは、「ピリオノイド」と呼ばれる生理痛VR体験装置です。この装置は、甲南大学と奈良女子大学の研究成果をもとに、大阪ヒートクールが開発したものです。筋電気刺激(EMS)技術を用い、生理期間中に感じる下腹部の痛みをリアルに再現し、受講者はその痛みを実際に体験します。この疑似体験は、他者の痛みや苦しみを理解するきっかけとなり、想い合う職場環境づくりに寄与することが期待されています。
多くの企業での実績
大阪ヒートクールは既に多くの企業や労働組合でこの生理痛体験研修を実施しており、それに続いてリンケージも加わることになりました。この提携により、研修プログラムの提供体制が強化され、より多くの企業へ生理痛の重要性を伝えることができるようになります。
リンケージは「オンライン禁煙診療」や「特定保健指導」など、企業向けの健康支援プログラムを多数展開しており、すでに2,200社以上の支援実績を持っています。このような豊富な経験を活かし、今後の研修プログラムも拡充される見込みです。
研修の内容と今後の展望
生理痛体験研修は、単に体験するだけでなく、研修を通じて男性管理職の理解を促進したり、女性自身の自己認識を高める内容も含められる予定です。これにより、相互に理解し合える職場環境の整備をサポートしていきます。
今後の展望として、両社はビジネスパートナーとして、研修内容の充実を図りつつ、多くの企業に向けた健康支援プロジェクトを推進していく方針です。
このように、リンケージと大阪ヒートクールが手を組むことで、予防医療を職域で普及させる新たなステージに進むことが期待されます。生理痛を始めとする女性の健康を支える取り組みは、これからの企業にとって重要な課題となっていくでしょう。これにより、健康的で働きやすい職場づくりが一層進むことを期待しています。
具体的な対応についてのお問い合わせ
興味のある企業は、以下の問い合わせ先を利用して詳細を確認することができます。
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メール:
[email protected]
電話: 03-6452-8915
この新しい取り組みが、多くの職場で新たな文化を生み出すことを期待しています。