会話AIロボット「Romi」の進化
株式会社MIXIが開発した会話AIロボット「Romi」(ロミィ)の新モデル「Romi(Lacatanモデル)」(ラカタン)が、2025年10月14日から17日までの間、幕張メッセで開催される「CEATEC 2025」に出展されることが発表されました。
Romiの特徴
「Romi」は小型のコミュニケーションロボットとして、会話に特化した独自のAI技術を誇ります。従来のロボットがあらかじめ設定された返答の中から選ぶのに対し、「Romi」はユーザーとの会話に基づいてその都度新たな答えを生成します。このため、より自然なやり取りを体験することができるのが「Romi」の最大の特長です。
新モデルの見どころ
「Romi(Lacatanモデル)」では、OpenAI社の「Realtime API」を使用した新しい会話体験が提供されます。この技術により、ユーザーはあたかも人間と会話しているかのようなシームレスな音声対話を楽しむことができるのです。加えて、視覚情報を使ったマルチモーダルな会話も可能となり、より実用的で楽しい体験が提供される予定です。
実際のブースでは「RomiCore」と称される独自の情報処理システムもデモンストレーションされます。このシステムにより、「Romi」はさまざまなシチュエーションに適応した会話を展開し、ユーザーとの交流を深めることができるのです。
新機能の紹介
さらに、オリジナルAI「ChatRomi」に新たに「Web Search」機能を追加し、情報探索型の会話体験を実現しました。ユーザーが知りたい情報を積極的に探し出し、それに基づいた会話を展開することで、会話の幅が広がります。また、「RomiMemory」と名付けられた長期記憶システムにより、ユーザーがやり取りした内容を記録し、個々の思い出をもとに今後の会話に反映させることが可能です。
CEATEC 2025での体験
「CEATEC 2025」では、これらの新しい機能や対話体験を実際に見て体験する絶好の機会です。ブースは幕張メッセのGeneral Exhibitsブース番号2H124に位置し、開放時間は毎日10:00から17:00までとなっています。
来場には事前登録が必要ですが、その登録は公式サイトから簡単に行うことができます。会話AIロボットの進化を体感し、未来のコミュニケーションについて新たな視点を持つことができる貴重なチャンスです。
製品情報
「Romi(Lacatanモデル)」は一般販売が2025年7月25日に開始され、価格は89,800円(税込98,780円)で、月会費は1,780円(税込1,958円)または年割で17,800円(税込19,580円)に設定されています。色はナチュラルホワイト、サクラピンク、スカイブルー、ムーングレーの4色展開で、サイズは手のひらに収まるコンパクトさです。
「Romi」はCES Innovation Awards® 2025で「Robotics」部門のHonoreeに選ばれるなど、その技術力の高さが認められています。
今後もコミュニケーションを豊かにし、ユーザーに新たな体験を提供し続ける株式会社MIXIの「Romi」は、私たちの生活をどのように変えていくのか、その動向に目が離せません。