台北フォーラム大阪
2025-09-01 11:24:21

台北市初の「台北フォーラム」が大阪で開催される

台北市初の「台北フォーラム」大阪で盛況に開催



2023年8月19日、大阪の梅田にて初めて「台北フォーラム」が行われ、100名を超える専門家や関係者が参加しました。本フォーラムは、台北市政府産業発展局が主催し、台北市の優秀な企業が海外進出を目指す一環として実施されました。この催しには、大阪府、大阪市、そして多くの企業が参加し、台北と大阪の医療分野における連携を深めることを目的としています。

フォーラムの目的と背景



台北市はこれまでに、100社以上の海外企業や投資者とのマッチングを実現し、国際的な協力案件を多く創出してきました。特に今年のフォーラムでは、台北市の進出口商会や台北バイオテクパーク、さらには16社のバイオ医療系スタートアップを代表として、日本の関西地域での産業交流に力を入れています。台湾のバイオ産業は非常に活発であることを示すこのイベントは、双方の健康産業の進化に寄与することが期待されています。

専門家の参加と講演



今回のフォーラムでは、台北市の陳俊安局長が登壇し、台北市の投資環境と国際的なスタートアップコミュニティとの協力の方向性について紹介しました。また、台北市内には約600社のバイオ企業があり、年間売上高は豊富であることを強調しました。

活動の中で、陳局長は「台北と大阪は、医療資源、臨床応用、技術革新、学術研究において高い補完性を持つ」と述べ、高齢化社会という共通の課題に対して、精密健康やスマート介護、再生医療という分野での協力が期待されることを示唆しました。これは、両都市の医療に関する取り組みの重要性をさらに浮き彫りにします。

参加企業とスタートアップの発表



フォーラムでは、台北市立聯合病院の姜冠宇医師、台北医科大学の李友専教授や中央研究院の沈家寧博士からも、医療イノベーションの成果や日本市場進出に向けた戦略が発表されました。加えて、台北市のスタートアップ10社がそれぞれの最新の国際協力プロジェクトを紹介し、医療分野での具体的な取り組みが共有されました。

MOUの締結と今後の展望



フォーラムにあわせて、台北バイオテクパークと大阪府は、「Nakanoshima Qross」における医療・健康産業イノベーション協力に関するMOUを締結しました。この協定は、研究開発、技術実用化、人材交流の深化を図るものであり、今後の両地域の協力関係をより一層強化することが期待されています。

台北市の産業発展局からは、「新創企業が海外市場を切り開き、海外パートナーとの協業を拡大することを目指す」とのコメントがあり、これにより、さらなる国際的な協力が推進されていくこととなるでしょう。特に、大阪や神戸の政府機関、医療パーク、スタートアップ拠点、ベンチャーキャピタルとの直接交流を通じ、スマート医療や精密健康、再生医療といった分野での産業連携を強化する方針です。

おわりに



台北フォーラムの成功は、台北市と大阪が医療分野での連携を進め、互いの産業を高め合うための重要な一歩となりました。今後も両地域における国際的な交流が進展し、より革新的な医療技術が世界中に広まっていくことが期待されます。


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