保育・教育業界の人材育成を支えるクラウドサービスが500施設導入へ
株式会社カタグルマ(東京都千代田区)は、保育・教育・療育施設向けのクラウドサービス「KatagrMa -カタグルマ-」が、正式ローンチから3年8ヶ月で利用ユーザー数が500施設を突破する見込みであることを発表しました。このサービスは、保育・教育業界の人材育成や業務効率を高める重要なツールとして、多くの施設に導入されています。
KatagrMaの重要な機能
「KatagrMa -カタグルマ-」は、保育や療育に従事する職員の育成とデータ管理を一元化することを目的としたバーティカルSaaSです。このシステムでは、職員の個人面談履歴、自己評価、個人目標、研修履歴などをクラウド上で管理し、それらの情報を自動で相互に連携させることで、管理業務の負担を軽減し、職員の離職予防や定着支援を行います。
さらに、KatagrMaの人事評価機能は、職務評価や能力評価、目標評価、360度評価を自由に組み合わせて使用でき、評価業務の一連の流れをシステム上で完結させることが可能です。この機能によって、従来の紙やExcelでの評価運用から脱却し、公平性や納得感の高い評価を実現することが期待されています。
現状の業界背景
近年、女性の就業率が向上したことによって、保育・療育ニーズが急増しています。しかし、その一方で人材不足やサービス品質の不均一性、さらには子どもの事故や対応不備といった深刻な課題も浮上しています。特にの保育・療育施設では、人件費が売上高の70%を超えることもあり、質の高いサービスを提供するためには人材育成が不可欠です。
利用者からの声
500施設達成の背景として、導入された施設から寄せられる多くのポジティブなフィードバックがあります。例えば:
- - 離職防止の観点では、個人面談を通じて職員の目標や強みを確認し、定期的な1-on-1が効果的だったという声。
- - 業務効率化の例として、会議の議事録や研修報告をデジタル化したことで、監査対応や時間管理が格段に向上したこと。
- - 透明性の増加により、本部と各園の情報が容易に共有でき、職員の状況に迅速に対応できるようになったといった評価があります。
未来への展望
今後、カタグルマは「人財育成」と「人事評価」の機能拡充とともに、より多くの施設に対してサービスを展開していく予定です。特に、職員の配置や離職防止といったHR関連の未開拓領域において、新たなプロダクトのリリースを予定しています。これにより、業界全体の「総合HRプラットフォーム」の構築を目指し、サービスの質向上や子どもたちの環境改善に貢献していく姿勢を見せています。
会社概要
- - 会社名: 株式会社カタグルマ
- - 事業内容: 保育・教育関連業界のSaaS企画・開発・販売
- - 所在地: 東京都千代田区神田岩本町4番地9
- - 代表者名: 大嶽広展
- - 従業員数: 29名
- - 資本金: 3,500万円
- - 公式サイト: KatagrMa
「KatagrMa -カタグルマ-」は、今後も保育・教育業界における重要なソリューションとして進化し続けることでしょう。