株式会社ARCHIVESTOCKは、2024年10月18日に新たな資金調達を実施しました。対象となったのは、国内の投資会社や個人投資家の計6者で、その中にはEast Ventures、Z Venture Capital、ZEROICHI CAPITAL、DRG Fund、mintなどが名を連ねています。この資金調達は、具体的な金額は公表されていないものの、今後の成長に向けた重要な一歩とされています。
ARCHIVESTOCKのビジョンとサービス
ARCHIVESTOCKは、ファッションアイテムの保全と継承をミッションに掲げ、独自のフリマアプリを運営しています。2023年8月にサービスをスタートさせ、すでに120社以上の応募からファイナリストに選出された「ケリング・ジェネレーション・アワード・ジャパン」にも名を連ねました。これにより、同社の取り組みが業界内でも注目を集めていることが伺えます。
ユーザー層は主にZ世代で、平均年齢は23.9歳です。出品アイテムの99%が高級ブランドで占められており、業界に特化したプラットフォームとして急速に成長しています。
資金調達の目的
今回の資金調達によって、ARCHIVESTOCKはC2Cリセールプラットフォームとしての機能強化を図ります。特に注力するのは出品や販売プロセスの改善で、XR/AIテクノロジーを導入し、ユーザーエクスペリエンスの向上を目指します。さらに、ARCHIVESTOCKの成長によって持続可能なエコシステムの実現を目指す姿勢が印象的です。
投資家の声
投資家たちもこのプロジェクトに対する期待を寄せています。mintの木暮圭佑氏は、自らもユーザーであり、今後の成長に期待を寄せていると述べました。また、DRG Fundの日下部竜氏は、リユースを通じてファッション業界を環境的に持続可能な方向へ導くことに共感し、出資を決定したと語っています。ZEROICHI CAPITALの種市亮氏は、ARCHIVESTOCKが解決しようとするコピー品の問題に期待を寄せています。
今後の展望
今後、ARCHIVESTOCKは、ユーザーのニーズに応え、さらなる機能追加や技術革新を図ることで、ファッションリユース市場のリーダーとしての地位を確立していくことが期待されています。代表取締役の米永豪氏は、リユースの重要性を強調し、日本の古着市場を盛り上げるサービスの提供を目指しています。また、共同創業者の白金洋氏は、サステナビリティに配慮した次世代ファッションフリマアプリとしての成長を加速させると言及しています。
ARCHIVESTOCKは、今後もファッションアイテムに新たな命を吹き込むために、ユーザーと共に歩んでいくことでしょう。これまで以上に多くのファッションファンに支えられ、持続可能な未来を築くプロジェクトがこれから始まります。