登別グランドホテルで待望の樽水風呂再開
登別の温泉地に位置する「登別グランドホテル」で、新たに設置された樽水風呂が話題を集めている。2023年4月11日に再開されたこの樽水風呂は、冬季の安全対策に伴い一時クローズしていたが、待ち望んでいたファンの間に再びその姿を現した。
樽水風呂の特徴
樽水風呂は、サウナ体験後にぴったりな「鬼サウナ」や「清流サウナ」と同じ「鬼灯の湯」内に設置されている。ここでは、特別に改装された巨大な味噌樽を使用した水風呂が登場。サウナで心地よく温まった体を、冷たい沢水が一瞬で引き締めてくれる。この水風呂では、16℃に設定された水が流れ込む仕掛けになっており、ボタンを押すと天井から水が降ってくる演出で、思わず驚く体験ができる。
樽の高さや直径は170cmと圧倒的で、その姿を一目見たら、誰もが興味をそそられること間違いなし。また、樽水風呂に入った後は、滝の見えるリクライニングスペースへと移動し、自然の音を楽しみながら外気浴を堪能できるのだ。「鬼ととのう」という体験がここにしかない理由だ。
サウナの魅力
登別グランドホテルのサウナは3種類。「鬼サウナ」では110℃の高温で、心地よい発汗体験が楽しめる。次におすすめしたい「清流サウナ」では80℃の中温で、セルフロウリュやウィスキングもできる。さらに、80℃に設定された「熊サウナ」では、ゆったりとした時間を過ごすことができる。これらのサウナと樽水風呂が独自に組み合わさった体験が、登別の名物と言えるだろう。
安全への配慮
使用に際しては、いくつかの安全対策が設けられている。12歳以下のお子様の入浴は禁止されており、冬季は凍結を防ぐために期間が限定されている。また、樽内部には階段と手摺が設置され、外から内部を見やすくするために鏡も取り付けられている。これらの工夫により、安全に極上の温泉体験が楽しめる。
昔ながらの接待文化
登別グランドホテルは、1938年に創業し、85年の歴史を持つ。過去には昭和天皇や上皇陛下も訪問されたことからも、その格式ある運営が感じられる。大浴場では、ローマ風呂のゆったりした空間や、日本庭園を見ながらの露天風呂を楽しむことができる。食塩泉、硫黄泉、鉄線の3種類の泉質とともに、訪れる人々に癒しを提供している。
アクセス便利な登別温泉
登別温泉は、新千歳空港から約1時間、札幌からも1時間半というアクセスの良さを誇る。この温泉地は「温泉のデパート」と称されるほど多様な泉質が魅力で、多くの温泉ファンが訪れる。登別でのサウナと温泉を一緒に体験できる贅沢を、自分のお気に入りに加えてほしい。
このような特別な体験が待つ登別グランドホテルで、あなたも樽水風呂を体感してみてはいかがだろうか。徐々に充実しているサウナ文化が、これからの旅行にさらなる彩りを添えてくれることを願う。