小学生のための新しい金融教育コンテンツ
国立大学法人東京学芸大学、NPO法人東京学芸大こども未来研究所、そしてジブラルタ生命保険株式会社が共同で開発した小学生向け金融教育コンテンツ「お金ってなに?」が、2023年10月25日に全面リニューアルしました。このプログラムは、2013年に誕生し、これまでの経験と研究をもとに刷新されています。
開発の背景
2011年に始まった産学連携プロジェクトは、各機関が持つ知識やノウハウを融合させ、子供たちの「生きる力」を高めることを目的としています。教育現場でも多くのフィードバックを受け、今の時代にふさわしい金融教育の必要性が増しています。成年年齢の引下げや金融教育の必修化といった社会の変化に伴い、特に若年層の金融リテラシー向上が求められつつあります。この新しいコンテンツは、早期から楽しみながらお金への関心を育てようとする想いが込められています。
新コンテンツの特長
「お金ってなに?」は、小学校5年生の家庭科学習指導要領に準拠しており、アクティブ・ラーニングの要素を取り入れたカードゲームやクイズ、グループワークが盛り込まれています。さらに、先生方がこのプログラムを実施する際のサポートも行い、出前授業の受付も設けています。
リニューアルのポイント
- - お金の成り立ちや役割を、カードを使用した体験学習を通じて直接学べる機会を提供。
- - 支払い方法について多様なイラストを交えて解説し、特に電子マネーやスマホ決済の利用法についても詳しく説明。
- - 最新の消費行動やSDGsに関する注意点についても学ぶことができます。
各パートの構成
1.
お金ってなに?
- カードゲームを通じて、お金の役割や成り立ちを体験。
2.
お金の使い方の多様化
- 様々な支払方法やその背景を学習。
3.
商品の選び方・買い方
- 購入時の比較ポイントを理解し、賢い消費者になるための知識を養います。
EduHubとの連携
ジブラルタ生命は、デジタル教科書ポータル「EduHub」にもこのコンテンツを搭載しており、金融機関として初めての参画を果たしました。「EduHub」は全ての教材を一元管理できる「本棚機能」や、一括でアカウント登録ができる「登録支援機能」を持ち、教員の負担を軽減することに寄与しています。
最後に
子供たちが楽しく学ぶことができ、自ら考える力を育てる「お金ってなに?」は、新しい社会における金融リテラシーを育む最前線です。子供達がますます賢いお金の使い手になる手助けをするこのプログラムに、多くの学校が取り組むことを期待します。
お問い合わせ
ジブラルタ生命保険株式会社
担当:「金融教育プロジェクト」
Email:
[email protected]