「チャレンジ・カーボンニュートラル・コンソーシアム（CCNC）」2024年度活動開始！脱炭素社会の実現に向けて、生活者の意識変容を促進

「チャレンジ・カーボンニュートラル・コンソーシアム（CCNC）」は、2024年度の活動を本格的に開始しました。CCNCは、生活者の脱炭素への意識と行動変容を促すことで、企業の脱炭素化を加速させ、脱炭素社会の実現を目指すことを目標に掲げ、14社の企業が参画しています。

2023年9月に設立されたCCNCは、株式会社日本総合研究所（以下「日本総研」）が主催し、Daigasエナジー株式会社が脱炭素支援パートナーとして参画しています。2024年1月には、CCNC参加企業である株式会社スギ薬局と株式会社万代において、生活者がカーボンニュートラルについて「触れる」「学ぶ」「取り組む」ことを促進する実証実験を実施しました。

2024年度は、この取り組みを拡大し、2024年11月には、万代が大阪府下にある全111店舗、スギ薬局でも実証実験を実施する予定です。CCNCの2024年度の活動は、大阪府が実施する脱炭素関連施策と連携し、官民連携による包括的な取り組みを進めていきます。

2024年度の活動概要

CCNCは、2024年度の活動を通じて、生活者教育による行動変容で減CO2商品の市場創出を目指します。メーカーと小売が連携し、グリーン・マーケティングの標準化を推進することで、脱炭素社会の実現に貢献していきます。

2024年11月には、2023年度の実証実験で有効性が検証できた店舗施策を中心に、万代の大阪府内の全店舗とスギ薬局で店舗活動を実施する予定です。これは、大阪府、日本総研、株式会社三井住友銀行が締結した「『みんなで減CO2（ゲンコツ）プロジェクト』による府民の脱炭素行動変容に関する連携協定」に基づく取り組みです。

CCNCは、大阪府における催事や府内小学校等への啓発・広報活動を通じて、生活者への普及啓発や行動変容促進を強化するとともに、施策効果の分析・洞察を深めます。また、大阪府が推進する「おおさかカーボンフットプリントプロジェクト『カーボンフットプリントを探してみよう～お買い物で脱炭素にチャレンジ～』」にも協力する予定です。

これらの取り組みを通じて、官民連携により啓発教育から販促までを一気通貫で実施する「生活者の脱炭素行動変容の新しいコミュニケーションのあり方」を構築・実践していきます。

CCNCについて

CCNCでは、以下の3つの活動展開しています。

1. 実証参加企業同士の情報交換・勉強会：脱炭素化に関する最新情報や取り組み事例を共有し、互いに学び合い、連携を強化します。
2. みんなで減CO2（ゲンコツ）プロジェクト：企業と生活者が共に脱炭素化に取り組む協創型の実証実験を推進し、脱炭素社会の実現に向けた意識啓発を促進します。
3. 脱炭素に関する情報発信・啓発活動：メディアやイベントを通じて、脱炭素化の重要性や具体的な取り組みについて広く情報発信し、社会全体の意識向上を図ります。

日本総研は、活動全体の主催者としてコンソーシアムの活動全体を企画・推進します。Daigasエナジーは脱炭素支援パートナーとして脱炭素に関するソリューション提供を、株式会社オズマピーアールはコミュニケーションパートナーとして対外発信を主導します。

その他、アサヒグループジャパン株式会社、カンロ株式会社、サラヤ株式会社、三幸製菓株式会社、スギ薬局、万代、株式会社ユーグレナ、株式会社ロッテの各社は、脱炭素に資する商品や売場を提供します。さらに、アスエネ株式会社、株式会社クレオ、TOPPAN株式会社の各社は、カーボンフットプリントの算定や店頭・リテールメディアを通じたコミュニケーション活動の支援、環境にやさしいパッケージの提供を担います。

CCNCは、企業、自治体、そして生活者が一体となって、脱炭素社会の実現に向けて積極的に取り組んでいきます。