株式会社ASNOVA、2025年期決算を発表しM&A戦略を強化！

株式会社ASNOVA、2025年3月期決算発表

愛知県名古屋市に本社を構える株式会社ASNOVAは、2025年5月14日に2025年3月期の決算を発表しました。同社は足場のレンタルと販売を行っており、特に今回の発表ではM&A戦略の強化が焦点となっています。

エグゼクティブサマリー

発表の中で、シンガポールの仮設トイレレンタル事業者Qool Enviro Pte.Ltd.を買収したことが大きなポイントとして取り上げられました。このM&Aは、2026年3月期には大幅な増収を見込む要因の一つとして期待されています。M&A戦略を活用した非連続的な成長を目指す計画も具体化されており、売上高や営業利益も過去最高を記録しました。

2025年3月期業績ハイライト

2025年3月期の業績は、前年同期比で480百万円増の4,266百万円となり、前年に比べて12.7％の成長を遂げました。また、調整後の償却前営業利益は1,998百万円で、前年同期比で6.8％の増加を見せています。高水準を維持しつつ、M&Aに関連する費用の増加によりわずかに前年比で営業利益は減少したものの、その影響を受けずに安定した成長を続けています。

2026年3月期業績見通し

来期の業績予想については、Qool社の買収効果が反映され、売上高は前年比約23.4％増の5,265百万円、償却前営業利益は31.5％増の2,453百万円を見込んでいます。また、営業利益も大幅に増加する見込みで、405百万円に達すると予想されています。このような見通しは、ASNOVAにとって新たな成長の基盤となるでしょう。

成長戦略と2030年のありたい姿

ASNOVAは2030年を見据え、地盤を固める収益基盤の構築と、新規事業の展開に力を入れています。特に、収益力の高い国内レンタル事業に加え、M&Aを通じて海外展開を加速し、循環型ビジネスとしての確立を目指す方針です。

さらに、ASEAN市場でのレンタル事業への注力を示し、特にM&A戦略を強化していく姿勢を強調しています。これにより、2026年度以降の業績向上を図る計画が描かれています。