瀬戸内の新宿泊提携
2017-04-19 15:00:04

瀬戸内地域が世界に響く、バケーションレンタルの新たな提携活用法

瀬戸内地域が新たな観光地としてのポテンシャルを発揮



歴史的資源を活かした宿泊施設の開発



近年、インバウンド観光が注目される中で、瀬戸内地域の観光資源を最大限に活用しようという動きが加速しています。特に、世界最大級のバケーションレンタルプラットフォームであるHomeAwayと日本の主要DMOであるせとうちDMOが提携したというニュースは、多くの観光関係者にとって注目すべきトピックです。

今回の業務提携により、政府が推進する『(新)観光立国推進基本計画』に沿った形で、瀬戸内エリアの観光資源を活用し、さらなるインバウンド市場の拡大を目指しています。具体的には、瀬戸内ブランドコーポレーションが開発支援を行う一棟貸し宿泊施設において、HomeAwayが戦略的パートナーとして関与する形で、海外旅行者へのマーケティング活動を強化していく方針です。

インバウンド促進のための施策



提携の背景には、瀬戸内地域の歴史的建築物を利用した優良な宿泊施設の開発が挙げられます。具体的には、2021年までの5年間で、100棟の歴史的建物を活用した宿泊・商業施設の開発を目指しており、その第一弾として愛媛県内子町に位置する古民家宿泊施設「町屋別荘こころ」と「ホテルこころ・くら」が位しています。これらの宿泊施設は、地元の文化や歴史を体験できる魅力的な場所となっています。

サポート体制とブランド露出



瀬戸内ブランドコーポレーションは、HomeAwayに対して専属契約を結ぶことで、これらの宿泊施設のマーケティングを強化し、海外旅行者に対する露出を高めることを目指しています。また、HomeAwayは、自社のマーケティング資産をフル活用し、インバウンドプロモーションを行う計画です。さらに、マーケティングデータの共有を通じて、瀬戸内エリアのブランド化や新たな観光客誘致を促進する意向です。

宿泊施設の魅力と特徴



「町屋別荘こころ」は、大正時代からの建物を使用しており、内子の文化に触れながら、プライベートな体験が可能です。1日1組限定の宿泊スタイルで、訪れる人々に一貫した伝統的な暮らしを体験できます。

「ホテルこころ・くら」は、明治時代からの古い蔵を利用した宿泊施設で、訪れる人々に静かな癒しを提供しています。歴史的建物ならではの落ち着いた雰囲気が魅力で、宿泊者は心身のリフレッシュを図ることができます。

今後の期待と展望



この提携により、瀬戸内地域が国際的な観光地としての認知度を高めることが期待されています。地域の文化や歴史を背景にした宿泊施設が増加することで、より多くの観光客が訪れることになるでしょう。なぜなら、現代の旅行者はただの観光地を訪れるのではなく、深く体験できる旅を求めているからです。

今後、瀬戸内エリアが持つ豊かな観光資源と、HomeAwayのマーケティング力が結びつくことで、地域全体の観光価値が大きく向上し、新たな観光経済の一環を形成することでしょう。

会社情報

会社名
HomeAway株式会社
住所
東京都港区六本木1-9-10アークヒルズ仙石山森タワー31F
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。