青果ミコト屋の鈴木鉄平さんが語る食の旅と農家の未来
日本の食文化や農業について、新たな視点を提供するラジオ番組「日暮里ゼミナール」。ここでは、様々な背景を持つゲストがキャリアやカルチャーの話を交えつつ、リスナーに深い思索を促してくれます。今回のエピソードでは、横浜市青葉台で「青果ミコト屋」を運営する鈴木鉄平さんがゲストとして登場します。彼のバックグラウンドや農業に対する情熱についてお伺いします。
鈴木鉄平さんのトランスフォーメーション
鈴木さんは、現在38歳で、若き日にバックパッカーとして世界各地を旅しました。その中でヒマラヤの地で出会ったリンゴが彼の食に対する目を開かせます。「自分が欲しくない物を売りたくない」と考えた彼は、農家を志すことになりました。その経験は、ただの職業選択にとどまらず、彼の人生における哲学となっています。
帰国後、鈴木さんは農家としての道を歩むことを決意。さらに、自らが生産者と消費者の架け橋となれる「青果ミコト屋」を立ち上げることで、食や農業に対する新たなアプローチを模索しています。彼は「農業を通じて人々をつなげたい」という信念を持ち、日々努力しています。
番組の魅力と見どころ
「日暮里ゼミナール」では、鈴木さんがどのようにして農業の課題に取り組んでいるのか、また農業に関心を持つ若者たちに何ができるかを掘り下げていきます。この番組の特徴は、単にゲストの体験を語ってもらうだけでなく、LAMMの代表である二村康太との対話を通じて、リスナーが自らの考えを深められる点です。
また、鈴木さんが語るエピソードの中で、特に興味深いのは、農家としての現場で実際に直面する問題や、それとは対照的に抱える理想像です。後編では、農業が抱える「種」の問題や国内産を利用することの意義についても触れています。
コミュニティとつながりの大切さ
農業界が直面する問題は多岐にわたりますが、鈴木さんは「農業をやめる農家」と「農業を始めたい若者」をつなぐ場所を作りたいというメッセージを持っています。それを実現させるために、他の職種の仲間たちと共にスクールを立ち上げ、多様なスキルを学ぶ機会を提供していく考えです。
このように、鈴木さんは自身の体験を基にした新たな農業の形を提案し、重層的なコミュニティの形成を目指しています。彼が目指すのは、ただ食材を供給するのではなく、食から人と人がつながる場を提供することです。
まとめ
「青果ミコト屋」の鈴木鉄平さんが登場する「日暮里ゼミナール」は、私たちに食の大切さや農業の未来についての深い思索を促してくれます。鈴木さんのエピソードを通じて、リスナーは農業や食文化について考えを巡らせ、現代の日本が抱える課題への理解を深めることができるでしょう。ぜひ、放送予定の番組をお楽しみに!
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それでは、次回のエピソードもお楽しみに。