京都の裏路地で楽しむハシゴ酒の魅力
京都の魅力が詰まった裏路地でのハシゴ酒巡りをテーマにした「おとな旅あるき旅」。この番組では、吉川亜樹さんと三田村邦彦さんが、個性あふれる酒場を訪れ、おいしい料理を楽しむ様子が放送されます。今回はその見どころを詳しくご紹介します。
円山応挙の襖絵が魅せる特別公開
まず訪れたのは、特別公開中の「東本願寺宮御殿・桜下亭」。ここでは、円山応挙が手掛けた襖絵「子日遊(ねのひのあそび)図」を間近に観賞できます。美しい墨の直線に、思わず見とれてしまう三田村さんの姿が印象的でした。
大正時代の町家を改装した新名所
次に訪れたのは、五条に新しくオープンした「湯浅会館」。大正2年に建てられたこの京町家をリニューアルしたスポットです。ここにある「炭火ビストロNattsun」では、満月の日限定の『野菜のテリーヌ』を味わい、二人はその美しい見た目に感動します。手間をかけた料理と共に、ワインを楽しむ様子はまさに至福のひとときです。
新しいワインの楽しみ方
次に訪れたのは、木屋町通と松原通の交差点に位置する「SUMI」。ここでは、ワインとコーヒーを楽しむことができるお店で、『ワインの出汁割』を試してみます。グラスの縁に振りかけられた七味が、意外な組み合わせで新たな風味を引き出します。独特の飲み方に驚く二人の反応も印象的でした。
独創的な蕎麦料理と日本酒の相性
「SUMI」の後、隣にある蕎麦屋「suba」に進みます。ここでは、島根県産しじみと発酵バターを使用したそばや、国産牛ホルモンと黄ニラのそばをいただき、斬新な蕎麦のアレンジと日本酒の絶妙な組み合わせを楽しみます。
食通が通う隠れ家の割烹
さらに路地を進み、吉川さんが案内したのは、看板も暖簾もない「オテル・ドゥ・オガワ」。ここは予約ができず、並ぶことも禁止というユニークなルールがありますが、運よく入店できた二人は、名物のだしまきたまごや、注文後に作られるさばずしを堪能します。その味わいに、三田村さんも興奮を隠せない様子でした。
ローストビーフとブルスケッタの新境地
その後、ローストビーフとフルーツのお洒落な組み合わせで人気の「ietiem」へ。ここでは、グラスワインを片手に、『ローストビーフとブドウのブルスケッタ』をいただきます。その独自の味わいについて、二人は味わい深く語り合います。
特別公開中の日本画「白龍図」を鑑賞
ハシゴ酒の締めくくりとして訪れたのは、「建仁寺・西来院」。ここでは、750年ぶりに公開された「白龍図」を楽しむことができます。大迫力の絵を前にし、二人はその迫力を存分に味わいます。
路地裏の隠れ家居酒屋で手厚いもてなし
最後に立ち寄ったのは、「みはらランドリー」。この居酒屋は、どぶろくでの乾杯や新感覚の料理を提供する、まさに隠れ家的存在のスポットです。この個性的なお店の魅力も、ぜひ訪れて体験してほしいところです。
今回の「おとな旅あるき旅」では、京町家や独自の飲み方のお店が紹介され、伝統的な京都の魅力が改めて感じられました。お酒好きにはたまらない、新しい形のハシゴ酒をぜひ堪能してみてください。