カノアラウレアーズ福岡に山田章仁氏が加入
2024年3月、Vリーグチーム「カノアラウレアーズ福岡」が新たな運営体制の強化を図る中、ラグビー日本代表の経験を持つ山田章仁氏がゼネラルディレクターとして加わることが発表されました。この決定は、SVリーグという新たなバレーボールリーグへの参入を目指す中での重要な一歩となります。
山田章仁氏のプロフィールと経歴
山田氏は1985年7月26日生まれ、北九州市出身で、慶應義塾大学を卒業し、2008年からプロ選手としてのキャリアをスタートしました。彼はプロ契約を結ぶと同時にトップリーグ入りを果たし、その後も数々のクラブでプレーし、名実ともに日本のラグビー界での地位を確立しました。特にパナソニックワイルドナイツにおいては開幕7試合連続トライという記録を樹立し、その実力を証明しています。
山田氏は2015年にはオーストラリアの「ウェスタン・フォース」、2016年には日本チーム「サンウルブズ」にも所属し、国際大会でも活躍しました。さらに、アメリカやフランスのチームでもプレーするなど、国際的な経験も豊富です。2022年からは九州電力キューデンヴォルテクスに在籍し、地元でのラグビー普及にも力を入れています。
山田氏のゼネラルディレクター就任
山田氏は、現役アスリートとしての視点を活かし、一層充実した環境づくりを目指して活動するとの意気込みを語っています。「選手のために、チームのために、何か特別なことができるのは今だからだと思っています」とコメントし、彼の経験がチームにもたらす影響に期待が寄せられます。
地域活性化の取り組み
山田氏の加入に伴い、カノアラウレアーズ福岡はスポーツを通じた地域の活性化にも注力するようです。バレーボールだけにとどまらず、女性アスリートの支援や、地域イベントの開催を通じて、福岡のスポーツシーンをより発展させていく姿勢が見受けられます。
記者会見は2025年6月26日、福智町役場で予定されており、今後の展望や新体制に向けた具体的なアイデアが発表されることが期待されます。この新たなチャプターにおける山田氏の活動に、ファンや地元の人々は大きな期待を寄せています。
会社概要
カノアラウレアーズ福岡を運営する「株式会社カノア」は、福岡県田川郡福智町に本社を置き、2024年3月に設立されました。資本金は300万円で、バレーボールチームの運営やスクールの運営、イベント企画など多岐にわたる事業を展開しています。ホームページも開設され、詳細な情報が発信されています。
アスリートとしてだけでなく、地域社会の一員としても貢献していく意識を持つ山田章仁氏がカノアラウレアーズ福岡でどのような働きを見せるのか、これからの動向に目が離せません。