ビルメンテ会社が全国初の『ZEB』達成
株式会社ローズ・ビルサービス(郡山市)は、ビルメンテナンス業界での新たな快挙を達成しました。1965年に設立された同社は、創業60周年の節目にあたる本年、経産省、環境省、国交省が推奨する「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル」つまりZEBの認証を全国初で取得しました。この『ZEB』とは、建物が使用するエネルギーを実質的にゼロにすることを目指し、再生可能エネルギーを活用した省エネルギー機能を持つ建物のことです。
ZEB達成の背景と取り組み
ローズ・ビルサービスは、通常難しいとされる既存建物の改修によって、ZEBの達成率105%という高い評価を得ました。この認証を手にしたことは、民間企業としての大きな成功を意味し、全国で20件、東北地方では2件のみの貴重な事例となります。
改修工事においては、株式会社エナジアとの協力のもと、高効率な空調設備、全熱交換器、太陽光発電システム、蓄電池、エネルギー管理システムが導入されました。これにより、建物内の環境は常に快適に保たれ、社員たちは安心して業務に専念できるようになっています。
災害時にも安心な運営体制
ZEB化によって得られるメリットは多岐にわたりますが、同社が特に重要視したのは「災害時の事業継続性」です。エネルギーを自給自足できる体制は、万が一インフラが途絶えた場合でも平常時に近い稼働を可能にします。令和元年の台風19号の影響での浸水災害の教訓を得て、「事業継続計画(BCP)」の重要性を改めて感じたとのことです。
現在、同社は約500名の従業員を抱え、彼らは地域の安全と企業の活動を陰で支える存在です。従業員との連絡を保つための拠点の整備が、今後ますます重要になっています。
未来を見据えた挑戦
ローズ・ビルサービスは、ZEB達成を通じて次のステップへと進む準備を整えています。今後は専門性を一層高め、グローバル企業との取引が進む中、ITセキュリティの水準向上も求められています。「お客さまに寄り添う」という姿勢を崩さず、サービスの質を向上させていきたいと語る遠藤友紀晴社長は、60年の歴史の中で得た「人が主役である」という教訓を大切にしています。
このような挑戦や恩恵をお客さまに届けるため、ZEB達成をシンボルとして、次の60年に向けた願いを込めている同社です。環境に配慮しながらも、人に優しいビルメンテナンス業を今後も展開していくことでしょう。ローズ・ビルサービスの未来に大いに期待が寄せられています。