GBPがハイブリッド端子に錫メッキオプションを導入
再生可能エネルギーや電気自動車(EV)に特化した部品を提供するGBP株式会社が、自社のハイブリッド端子「GBP-HT-CBシリーズ」に新たな機能を追加しました。このオプションは、電気接触性能の向上と電蝕リスクの低減を目的としており、12μm以上の錫メッキ処理を施したものです。
錫メッキ加工の利点とは?
GBP社のハイブリッド端子に施される錫メッキは、以下のような優れた特徴を持っています。
1. 電気接触性能の向上
錫メッキにより、表面の酸化が抑えられるため、ブレーカーやバスバーとの接続がより安定します。これにより、電力伝送の効率も向上し、長期間にわたって安定したパフォーマンスを維持します。
2. 電蝕リスクの低減
銅とアルミなど異なる金属を接続する際に発生しやすい電蝕のリスクを大幅に低減します。この特性は、特に過酷な環境での使用において大きなメリットとなります。
3. 優れた耐久性
高温多湿や塩害の厳しい条件下でも、安定した性能を長期間にわたって維持できる点が特筆されます。実際、第三者認証機関であるTÜVによる厳しい試験をクリアし、重度の塩害環境下でも接続強度が保たれることが確認されています。
4. 日本規格への適合と柔軟なサポート
日本製のケーブル規格に準拠した豊富なラインナップを揃え、さらに国内常駐の専門技術チームがカスタマイズや共同開発への対応を行っているため、事業者様からの特別なニーズにも柔軟に対応可能です。
お見積時の留意点
製品を注文する際には、以下の点に注意が必要です。
1. 錫メッキ仕様を選ぶ場合は、端子型番の末尾に「S」を加える必要があります。
2. 錫メッキの仕様は、従来の端子と比較して加工工程が増えるため、価格が高くなります。この点に関しては何卒ご理解いただけますようお願いいたします。
仕様概要
- - 対象製品: GBP-HT-CBシリーズハイブリッド端子各種
- - 適合規格:
- 銅: GB/T 5231-2022に準拠
- アルミニウム: GB/T 3190-2008に準拠
- 錫メッキ: GB/T 17462-1998に準拠(オプション)
- - 加工方法: 摩擦圧接で銅とアルミを接合
- - 錫メッキ仕様: 12μm以上の銅製品表面の錫メッキ処理が可能
最後に
事業者様の特定の設備環境や施工条件に応じて、最適な接続性能の実現が可能です。高温多湿や塩害地域での電蝕対策にお困りの方は、ぜひ下記のお問い合わせフォームからご連絡ください。
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