株式会社タナベコンサルティングとSurpassの資本業務提携
株式会社タナベコンサルティンググループ(TCG)は、2024年8月20日の取締役会で、女性活躍推進とDE&I(ダイバーシティー・エクイティー&インクルージョン)を軸に、株式会社Surpassの過半数株式を取得し、子会社化する決定を下しました。この提携により、両社は新たなステージへと進み、女性の活躍を後押しするための組織開発コンサルティング能力を強化する狙いがあります。
Surpassの使命とサービス
Surpassは、「女性と社会の架け橋になり、すべての人の未来を創造し続ける」という理念のもと、日本社会における「女性活躍」の言葉が不要になる日を目指しています。同社は100名以上の女性プロフェッショナルからなるチームを構成しており、営業やマーケティング、DX支援に強みがあります。また、女性が活躍できる環境を積極的に構築し、これまでに「Forbes JAPAN WOMEN AWARD 2019」や「WOMAN'S VALUE AWARD 2019」といった数々のコンペティションで受賞しています。
提供するコンサルティングサービス
Surpassは、以下のような領域で顧客企業に対するコンサルティングサービスを提供しています。
- - BtoBセールス/マーケティングコンサルティング
- - カスタマーサクセスコンサルティング
- - デジタルマーケティングおよびSFA(セールス・フォース・オートメーション)/CRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)の導入支援
- - DE&Iに基づく組織デザインコンサルティング
また、女性の視点に基づいたプロジェクトの実施も行い、受託・実装からサポートを行うメソッドを展開しています。これにより、顧客企業の成長を実現しています。
資本提携とその意義
資本提携によって、TCGはSurpassの普通株式の60%を取得し、HRコンサルティングにおける「女性活躍推進」「人材育成」「キャリアデザイン」の領域を強化することが目的です。Surpassは大企業向けのBtoBマーケティング支援で高いリピート率を誇り、TCGにとって新たな顧客戦略を構築する絶好の機会と捉えられています。
両社のコメント
Surpassの石原亮子社長は、TCGとの提携を通じてDE&Iの意義をさらに広め、多様な社会の実現に向けた課題解決に貢献する意向を示しました。一方、TCGの若松孝彦社長は、女性活躍やDE&Iの推進が持続可能な社会に向けた重要な課題解決策と認識しており、限りなくサステナブルな社会の実現に向けて新たな一歩を踏み出したことを喜ばしく感じています。
TCGのビジョン
TCGは、中期経営計画「TCG Future Vision 2030」において、中堅企業を中心に経営戦略からプロフェッショナルDXサービスを通じた支援を目指しています。今後もーこの提携を活かして、グループ内のシナジーを最大化することが期待されています。これにより、TCGは唯一無二の経営コンサルティングモデルの構築にさらに近づくことでしょう。
まとめ
この資本業務提携は、女性の活躍推進およびDE&Iを重視する企業において重要な一手といえます。TCGとSurpassが協力して新たな組織開発コンサルティングの形を築くことで、社会全体の多様性と公平性が飛躍的に向上することが期待されます。