ファッション業界に新風！インクルーシブウェアの受注販売がZOZOTOWNに登場

ファッション業界に訪れた新しい潮流

障害や病気を持つ人々のための「キヤスク」が、ファッション業界に新たな可能性を提供します。ZOZOTOWNと提携することで、インクルーシブウェアの受注販売を実現し、より多くの人に自分らしいファッションを楽しむ機会が広がることが期待されています。

「キヤスク」とは？

「キヤスク」は、服のオンラインお直しサービスを展開している企業で、特に障害や病気のある人々を対象としたカスタマイズを提供してきました。このサービスは、好みの既製服を身体に合わせて調整することで、本人が着たいと思う服を手軽に着るためのサポートを行っています。ブランドのスローガンである「着たい服を着る日常を、すべての人に」という理念のもと、2022年3月にサービスを始め、多くの顧客から支持を受けてきました。

ZOZOTOWNとの提携

今回の提携により、2024年8月10日から「キヤスク with ZOZO」がスタートします。これにより、ファッションブランドがZOZOTOWNを通じて、より多様性に富んだファッションを展開することが可能になります。顧客は、既製服をベースに自分好みのスタイルに仕上げることができ、自分を表現する新しい手段を手に入れられます。

コンサルティングサービス「キヤスク to B」

さらにキヤスクは、2024年2月からファッション業界企業向けに、インクルーシブ事業のコンサルティングサービス「キヤスク to B」の提供を開始します。これは、商品開発やサービス開発、販売戦略、DE&I施策に関する具体的な支援を行い、企業のインクルーシブ事業を成長させることを目的としています。

前田哲平のビジョン

前田哲平氏は、ファーストリテイリング（ユニクロ）で20年間の経験を持ち、様々な分野での運営やプロジェクトを手掛けてきました。特に障害や高齢者が快適に買い物できる環境を整えるためのプロジェクトにも取り組んでおり、こうした経験を活かしてキヤスクを設立しました。

インクルーシブ社会の実現に向けて

前田氏は、合理的配慮が求められる現代において、障害のある顧客が求めるニーズに応じたサポートを提供し、すべての人々が平等にファッションを楽しめる社会の実現を目指しています。新しいインクルーシブウェアを通じて、ファッション業界における多様性を推進し、社会に新たな風を吹き込むことを願っています。

まとめ

「キヤスク with ZOZO」の開始は、インクルーシブファッションの普及に向けた重要な一歩です。障害や病気を抱える方々にとって、自分だけのスタイルを楽しむことができる機会が増えることに期待が寄せられています。そして、このサービスは他のブランドや企業にもインスピレーションを与え、より多くのインクルーシブな取り組みが展開されるきっかけとなるでしょう。