液化水素船の承認
2024-09-19 19:48:58

商船三井、80,000m3型液化水素運搬船の設計基本承認を取得

商船三井、80,000m3型液化水素運搬船のAiP取得



株式会社商船三井は、豪州のエネルギー企業WOODSIDE ENERGY LTD、韓国造船会社HD KOREA SHIPBUILDING AND OFFSHORE ENGINEERING CO. LTD、およびHYUNDAI GLOVIS CO., LTDとの共同開発による80,000m3型液化水素運搬船について、ノルウェーの船級協会デット・ノルスケ・ベリタス(DNV)から設計基本承認(AiP)を正式に取得しました。この授与式は、2023年9月18日に米国ヒューストンで開催された世界最大級のエネルギー国際展示会「Gastech Exhibition & Conference 2024」で行われました。

この液化水素運搬船の開発は、2024年1月末から始まり、商船三井はプロジェクトの設計や運用、また環境への影響など、潜在的なリスクを慎重に評価してきました。これにはHAZID(Hazard Identification Study)とENVID(Environmental Impact Identification)という手法を用いて、リスクを特定し、その軽減策を講じています。

2030年までにはこの液化水素運搬船の建造及び運航が開始される予定です。商船三井は、クリーンエネルギーにおけるサプライチェーン構築に貢献するため、継続的にプロジェクトパートナーと密に連携を図っていきます。

また、商船三井グループでは環境戦略を重視した経営計画「BLUE ACTION 2035」を策定しており、2030年を目指して2050年までのネットゼロ・エミッションを達成することを目指しています。この共同開発を通じて、エネルギーシフトの大きな流れに対応するとともに、社会全体のGHG(温室効果ガス)排出削減に貢献する姿勢を強化しています。

商船三井は、クリーンエネルギー事業に対して全力を尽くす意向を示しており、この新しい液化水素運搬船の運航開始が、環境への配慮と持続可能なエネルギー利用に向けた新たな一歩となることを期待しています。今後もこのプロジェクトがどのように進展していくのか、注目が集まります。

液化水素は再生可能エネルギーの中でも特に注目されているもので、地球環境問題の解決のための重要な要素です。商船三井の取り組みが、さらなる技術革新や環境負荷の軽減に貢献することを期待し、業界全体がよりクリーンな未来に向けた道を切り開くことに寄与して欲しいと考えます。

この液化水素業界は今後ますます発展していくと予想されており、それに伴い商船三井の役割も重要性を増すことでしょう。社会の期待に応えるため、商船三井はこのプロジェクトを全力で推進していく所存です。


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会社情報

会社名
株式会社商船三井
住所
東京都港区虎ノ門2-1-1 商船三井ビル
電話番号

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