海外留学生支援の新星「ST Booking」が資金調達を実施

留学支援プラットフォーム「ST Booking」が資金調達を実施

日本向けの留学支援プラットフォーム「ST Booking」が、海外の留学エージェントに向けて新しいオンラインマーケットプレイスを立ち上げ、シードラウンドで20万ドルの資金調達を成功させました。この新たなプラットフォームは、留学エージェントが日本の教育機関や賃貸物件、仕事探し等のサービスをスムーズに利用できる環境を提供することを目的としています。

留学エージェントの現状

現在、海外の留学エージェントは、日本への留学生を派遣する際に多くの課題に直面しています。日本に直接出向いて留学先を探すことが必要ですが、その過程で日本語の通訳が必要だったり、多額の初期投資が求められたりします。さらに、留学生が入学後は住宅確保やアルバイト・生活支援などの問題も残っており、これらの解決が求められています。

ST Bookingのアプローチ

ST Bookingは、これらの問題を解決するために、海外の留学エージェントが日本での教育機関や住宅業者、職業斡旋業者、旅行会社などと円滑にコミュニケーションが取れるプラットフォームの構築を目指しています。さまざまな情報を一元化し、教育コンサルタントや旅行業者が手間をかけずに必要な情報にアクセスできる環境を整えることを目的としています。

このプラットフォームを介することで、語学学校や大学の情報、住宅情報、職業案内など、留学生に必要なあらゆる情報を簡単に取得できるようになり、海外からの留学生の日本への移住がスムーズに行えるようになるでしょう。

日本政府との連携

ST Bookingの最終的な目標は、海外留学生に対する日本の閉鎖的なイメージを払拭することにあります。日本政府は、自国の国際化を進める責任があり、ST Bookingはその理念のもとに活動しています。具体的には、留学生を2014年の18万5000人から2020年には30万人に増やすことを目指す日本政府の施策を後押しします。