大洗町の新名物、ずわいがにたっぷりクリームコロッケ極誕生
大洗町の地域活性化を目指す団体「大洗クエスト」が主導するプロジェクトで開発された、ずわいがにたっぷりクリームコロッケ極が11月17日から販売開始される。これは、株式会社カジマが地域の人々と協力して生み出した新しい名物だ。
新商品の誕生背景
このプロジェクトは、まちづくりプログラムの一環として始まり、4名の地域外企業の会社員と町の水産加工企業カジマとのコラボレーションによって成立した。彼らは地域事業者のカジマと共に「ものづくり」チームを編成し、コロッケの商品化を目指して活動を始めた。
まちづくりプログラムの実施
令和4年度に行われたこのプログラムでは、参加者がフィールドワークを通じて地元の食材や文化を理解し、試食会を開くことで、カジマの「ずわいがにたっぷりコロッケ」との食べ比べも実施した。参加者69名中54名が「カニクリームコロッケをより買いたいと思った」という結果が得られ、商品化に向けた熱意が再確認された。
イベントでの販売・アンケート調査
その後、商工感謝祭と大洗あんこう祭では、カジマのブースが設置され、改良されたカニクリームコロッケが2日間限定で販売された。実施したアンケートでは161人に販売し、600個のコロッケが完売する成功を収め、その声が商品化への後押しとなった。
商品化に向けた試作
続いて、令和6年度には、消費者からのフィードバックをもとにカジマの社内会議で試作が繰り返され、より一層の改良が進められた。最終的には通年販売を決定し、試行錯誤を経て新商品が完成した。
新商品「ずわいがにたっぷりクリームコロッケ 極」の特徴
この新商品は、その名の通り、カジマが誇る新鮮なズワイガニを贅沢に使用しており、クリーム感も損なわれることなく楽しめる仕上がりとなっている。ホワイトソースは、先代から受け継いだ独自のレシピによって生み出された特別な味わいが特徴だ。「日常にプチ贅沢を」というコンセプトのもと、価格は500円(税込)で提供される。11月17日以降、惣菜かじまや大洗あんこう祭のカジマブースで販売される。
カジマの代表のコメント
株式会社カジマの代表取締役、梶間桂子氏は「高級食材であるカニをもっと気軽に楽しんでもらいたい」と、商品づくりへの想いを語る。そして、惣菜かじま店長の梶間千萩氏も、ファンと共に作り上げたこの商品が日常の中での小さな贅沢として親しまれることを望んでいる。
この「ずわいがにたっぷりクリームコロッケ 極」を通じて、大洗町の食文化がさらに豊かになることが期待される。ぜひ、新しい名物を味わいに足を運んでみてはいかがだろうか。
会社情報
- - 会社名: 株式会社カジマ
- - 所在地: 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町816-1
- - 設立: 昭和10年
- - 事業内容: 水産物加工、冷凍食品製造、惣菜小売店、飲食店
- - 従業員数: 40名(令和6年6月末時点)
- - ホームページ: カジマ公式サイト
この新しいコロッケを食べることで、大洗町の魅力をぜひ味わっていただきたい。