にっぽん文楽 in 上野の杜 - 日本の文化を楽しもう
日本の伝統芸能、文楽を広めようとする「にっぽん文楽プロジェクト」が、再び上野の地で特別な公演を開催します。本格的な組立舞台を使ったこのイベントでは、文化が息づく上野の森で文楽の魅力を堪能できる機会となります。
上野の文化拠点と文楽の融合
上野は、東京藝術大学や東京国立博物館、文化会館、動物園といった文化施設に囲まれた場所です。この地域では、最近「文化の杜」構想が進められており、そこに文楽が新たに加わります。文楽は日本を代表する古典芸能で、その魅力をより多くの人々に知ってもらうための公演です。
プレミアムな公演体験
公演には、一線級の出演者たちが揃います。太夫には竹本千歳太夫、三味線には豊澤富助、そして人形には吉田和生などが登場。演目は「花競四季寿」から春の「万才」と秋の「関寺小町」、および「増補大江山」の2作品です。特に、平安時代の鬼退治の逸話を描く演目は見逃せません。
さらに、初日と2日目の公演の合間には、東京藝術大学との特別コラボ企画も開催されます。邦楽と洋楽が融合した「藝大Artチンドン」の音楽隊が演奏を行い、彫刻家・籔内佐斗司教授の巨大人形がパフォーマンスを繰り広げるので、観客は文楽だけでなく多彩な芸術に触れることができます。
新しい公演スタイルとは
「にっぽん文楽」は「飲みながら 食べながら 文楽」という新しいスタイルを提唱しています。今回の公演では、飲食可能な独自の公演形式が特徴ですが、さらに新たに埼玉・上尾の「酒蔵 文楽」監修の特製酒や甘酒も販売されます。自分のお気に入りの酒や食事を持ち込んで楽しむこともでき、リラックスした雰囲気で伝統芸能を堪能できます。
組立舞台のこだわり
会場で使用される組立舞台は、吉野産のヒノキを贅沢に使った特徴的なデザインです。舞台は幅約19.7メートル、高さ6.7メートルという規模で、青い藍で染められた幕が周囲を囲み、300席程度の客席で近距離から舞台を楽しむことができます。こうしたコンパクトなスペースは、観客との距離を近づけ、より没入感のある体験を提供します。
開催情報
にっぽん文楽の公演は、以下の日程で行われます。
- - 日時: 2017年10月14日(土)~17日(火)
- 昼の部: 開場11:30 / 開演12:30
- 夜の部: 開場17:30 / 開演18:30
- - 会場: 上野恩賜公園(噴水前広場)
- - 席料: 2,000円(全席自由)
チケットは7月15日から予約可能で、チケットぴあやローソンチケットでの購入が可能です。文楽の面白さと新しい楽しみ方を発見し、文化の杜・上野での特別なひとときをお楽しみください。