ダイアログ・イン・サイレンスの法人向け貸切プラン
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティは、音声によらないコミュニケーションを通じて社会的な理解を深める新たな法人向け貸切プログラム「ダイアログ・イン・サイレンス」を開始しました。このプログラムでは、聴覚障害を持つ案内人が参加者を引率し、非言語コミュニケーションの技術を紹介します。参加者は、音声に頼らないコミュニケーションの方法を実際に学ぶことができます。
プログラムの目的と背景
この取り組みは、日本で初めての聴覚障害者のオリンピック「デフリンピック」が2025年に開催されることを受け、多様性に対する理解を深める機会として設けられています。また、訪日外国人観光客の急増に伴い、多文化共生の視点が求められる中、企業や行政がインクルーシブな社会の実現に向けて進んでいく重要なステップとも言えるでしょう。
今までに「ダイアログ・イン・サイレンス」を体験した方々からは、「言葉の壁を越えた安心感を得た」「非言語コミュニケーションをもっと大切にしたい」という声が寄せられています。この体験を通じて、接客の新しいスタイルを学ぶ機会を多くの法人に提供すべく、このプログラムがスタートしました。
プログラムの意義とは?
このプログラムに参加することで得られるのは、単なるスキル向上だけではありません。音声を使わない対話を通じて多様性の理解が深まり、相手への配慮が生まれます。具体的には、次のような効果が期待されています。
1.
ノンバーバルコミュニケーションスキルの向上
音声に依存せず、アイコンタクト、表情、身振り手振りを駆使した効果的なコミュニケーションが学べます。これにより、観察力や共感力を培うことができるのです。
2.
実践的な学びの体験
聴覚障害のあるスタッフと直接対話を通じて、理論ではなく実践から得る学びが可能となります。体感することで、ホスピタリティの本質を体得できるでしょう。
3.
多様性への理解の深化
聴覚障害者との交流を通じて、多様性の重要性とそれに伴う価値観の再確認を促されます。
プログラムの詳細
この法人向け貸切プログラムは以下の内容で構成されています。
聴覚障害者スタッフの案内のもと、音声を遮断した環境で非言語コミュニケーションを体験します。
スタッフとの対話、及び振り返りの時間を設けることで、得た気づきを共有します。
実施業種
- - 鉄道、航空、タクシー、ホテルなどの接客業
- - 医療・介護関連の職種
開催概要
- - 所要時間: 120分
- - 開催場所: 東京・港区のダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」
- - 定員: 1グループ8名(超過時は分割実施)
- - 費用: 88,000円(税込)
参加申し込み方法
興味のある方は、ダイアログ・ジャパン・ソサエティの公式ウェブサイト(
こちら)からのお申し込みをお待ちしております。企業の接客力向上にはもちろん、スタッフ自らのスキルアップと成長を実現する大変有意義なプログラムです。是非この機会に新しい体験を通じて、より良いコミュニケーションの場を創り上げてみませんか?
私たち人間に必要なコミュニケーションの在り方を再発見するためにも、「ダイアログ・イン・サイレンス」をぜひご利用ください。