江村美咲、アジア選手権で2連覇を達成
2025年6月18日、インドネシア・バリで開催されたアジアフェンシング選手権において、女子サーブルの江村美咲選手が金メダルを獲得し、見事な2連覇を成し遂げました。今大会は、彼女にとって重要な意味を持つ試合であり、勝利は非常に大きな意味を持つものでした。
江村選手は、世界ランキング2位で挑んだ今回の大会。準々決勝では、中国のRAO Xueyi選手(WR62位)に接戦を制し、15対13で勝ち進みました。準決勝でもウズベキスタンのHERRERA LARA Luisa Fernanda選手(WR52位)を相手に、15対13で勝利。最終的に迎えた決勝戦では、シンガポールのHENG Juliet Jie Min選手(WR93位)を15対7で下し、見事に金メダルを獲得しました。
江村選手は、さまざまな歴史を経て、この試合に臨みました。過去には2014年の韓国で銀メダル、2015年のシンガポールで銅メダルを獲得しており、2017年の香港でも銅メダル、また2022年の韓国大会では再び銀メダルを手にしていました。そして待望の金メダルは、昨年2024年のクゥエート大会での栄光に続くもので、確実に彼女の成長を証明しています。
江村選手は試合後、応援してくれたファンやサポートスタッフに感謝の意を表しました。「今回も応援、サポートしてくださった皆様、本当にありがとうございました。苦しい試合が続きましたが、アジアの選手には元々苦手意識を持っていたため、この大会で2連覇できたことはとても嬉しいです」と彼女は語りました。
彼女はまた、自身の戦い方が少しずつ増えてきており、状況に応じた戦い方の変化も良かったと振り返りました。「今日も自分1人では優勝することは難しかったと思います。サポートしてくださった方々に本当に感謝しています」と、その感謝の気持ちが溢れるコメントも印象的です。
更に、江村選手は今後の目標についても意気込みを見せ、団体戦でも優勝を目指すと述べました。「新たな史上初を達成できるようチーム一丸となって頑張ります。応援のほどよろしくお願いいたします」と、その言葉にはさらなる挑戦への決意が感じられました。
アジアの頂点に立った江村美咲選手。彼女の活躍は、日本フェンシング界のみならず、スポーツ界全体に大いなる勇気を与えるものとなっています。今後の彼女の動向に目が離せません。