WeChat Pay、カンボジア導入
2024-12-23 10:32:29

カンボジアにWeChat Pay導入、中国人観光客の利便性向上へ

カンボジアにおける中国人観光客のための決済利便性向上



2023年の末頃、カンボジアのアクレダ銀行に提供されているマルチキャッシュレス決済ソリューション「StarPay」によって、カンボジアへの旅行を希望する中国人観光客は、到着時ビザ料金の支払いをWeChat Payで行えるようになりました。この新しい取り組みは、中国からの観光客の利便性を大幅に向上させることが期待されています。

観光客がカンボジアの国際空港に到着した際、ビザ申請を行うためには通常、ビザ料金を支払う必要がありました。これまでは現金やクレジットカードでの支払いが中心でしたが、WeChat Payの導入により、スマートフォンひとつで簡単かつ迅速にビザ料金を支払うことが可能となりました。

多様な決済手段



カンボジアの国際空港では、WeChat Payに加え、多種多様な決済手段が提供されています。アクレダ銀行のデジタル決済サービスやPOS端末を使用することで、QRコードスキャンやカードタッチを通じて、VisaやMastercard、銀聯カード、JCBなどの主要なクレジットカードでも支払いができるようになります。このように、WeChat Payはあくまで決済手段のひとつであり、他のキャッシュレス決済も活用できる環境が整っています。

公式なサービス開始



2024年12月19日、このビザ料金の収集サービスは正式にカンボジア内務省から発表されました。この施策は、世界の技術進展に対応する形で進められ、「ペンタゴン戦略」に基づいて政府が掲げる経済成長への一環として実現されました。フン・マネット首相を中心に、多くの省庁が協力して開発されたこのサービスは、観光と投資を促進するための大きなステップとされています。

アクレダ銀行とネットスターズの提携



アクレダ銀行の代表取締役社長であるイン・チャニー博士は、「この提携が中国人観光客に便利で迅速なサービスを提供することを非常に嬉しく思っています」と述べています。この新たなシステム導入により、観光客のストレスを軽減し、スムーズな入国をサポートする狙いがあます。

一方で、ネットスターズの代表取締役社長である李剛は「キャッシュレス決済を通じてカンボジアの経済発展に貢献できることを嬉しく思います」とし、今後も観光客への多角的な支援の充実を約束しています。

WeChat Payの役割



今回の取り組みは、テンセント社が運営するWeChat Payの範囲を広げることにも寄与しています。彼らは中国人観光客にシームレスで安全かつ効率的な決済体験を提供することに期待を寄せており、その結果としてカンボジアでの観光体験が向上することを目指しています。WeChat Payは、もはや単なる決済手段にとどまらず、観光客の全体的な体験を向上させる役割も果たしています。

アクレダ銀行とネットスターズの背景



アクレダ銀行は、アクレダビジネス大学、アクレダ証券、アクレダ銀行ラオ、アクレダMFIミャンマーなど、複数の子会社を持ち、広範な金融サービスを提供しています。総資産は104億米ドルを超え、強固な顧客基盤を有していることから、観光客支援の重要な役割を担っています。

一方、ネットスターズは日本で初めてQRコード決済サービスを導入した企業であり、現在も多様なサービス展開に積極的です。モンゴルやカタール、カンボジアなどでの事業展開で、現地のキャッシュレス決済の普及に力を入れています。

このように、カンボジアでの新しい決済手段の拡充は、中国人観光客にとって大きなメリットをもたらすでしょう。今後は、観光業界全体の発展に寄与することが期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社ネットスターズ
住所
東京都中央区八丁堀3-3-5住友不動産八丁堀ビル3・4F
電話番号
03-6260-3788

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