東京2020オリンピックバドミントン日本代表 廣田彩花選手が語る
女子アスリートの持つ様々な課題を解消するための活動として注目を集めている「1252プロジェクト」。このプロジェクトの一環として、女子プロバドミントン選手の廣田彩花さんが出演したYouTube対談『Talk up 1252』が公開されました。この動画では、彼女が競技を通じて学んだこと、特にダブルスパートナーとの関わり方や、月経前症候群(PMS)に対する理解について語ります。
「Talk up 1252」について
「Talk up 1252」は、女子アスリートに向けた生理やスポーツに関する教育を目的とした対談シリーズです。これまでに全16回の配信を行い、リーダーである伊藤華英さんとの対話を通じて、多様なアスリートの視点を紹介しています。第17回となるこの対談では、廣田選手が自身の経験談をもとに、ダブルスパートナーとの連携や、複雑な生理の影響について具体的に触れています。
廣田選手の経験
廣田選手は、東京2020オリンピックの舞台で日本代表として活躍し、現在は岐阜Bluvicに所属しています。彼女がどうやってダブルスパートナーと信頼関係を築き、困難を乗り越えてきたのかは、多くの若手選手にとって学びの要素が詰まっています。競技中の体調管理は非常に重要で、特に生理がもたらす影響についての理解とその対策方法も語られました。
PMSとスポーツ
PMSは多くの女子アスリートが抱える問題の一つです。廣田選手は、体と心のバランスをうまく保つために、知識と周囲の理解が必要だと強調しています。彼女自身、スポーツを続ける中で、時には生理の痛みや不調に悩まされたこともあるそうです。ですが、適切なサポートを受けることで、ポジティブに競技に向き合えることができると言います。これを踏まえて、彼女は若いアスリートに向けてメッセージを送りました。
廣田選手のメッセージ
「スポーツが持つ楽しさを、女子の誰しもが感じられるべきだと考えています。生理やホルモンの影響でスポーツを諦めてしまうことは非常にもったいないことです。私たちは皆、体と心を十分に理解しながら自分らしいプレーを楽しむ環境を整える手助けができます。」と彼女は語りました。
未来に向けて
廣田選手は、引き続き「スポーツを止めるな」の理念に賛同し、女子アスリートの教育と支援活動に協力する意向を表明しています。その第一歩として、今後もさまざまなプロジェクトに参加する予定です。
1252プロジェクトとは
「1252プロジェクト」は、女子アスリートの生理に関する正しい知識を広め、彼女たちが競技を続けやすい環境を作ることを目的としています。プロジェクトでは、オンライン教育や対談など様々なプログラムを提供しており、アスリート自身だけでなく、指導者や保護者にも必要な情報を届けています。
公式サイトやYouTubeチャンネルでは、これまでの対談映像やプロジェクトの詳細が紹介されていますので、ぜひご覧いただき、知識を深めていただければと思います。
プロジェクト公式YouTubeチャンネル
私たちの競技の未来、その一歩を踏み出す勇気を持ちましょう。