ゲシピ株式会社による新たな不登校支援プログラムの開始
最近、メタバース教育スタートアップ企業であるゲシピ株式会社が、埼玉県久喜市で行う不登校支援プログラムについて発表しました。この取り組みは、久喜市教育委員会との連携を通じて実現されるもので、主に「eスポーツ英会話®︎」を基にしたプログラムです。これは、不登校の児童や生徒に新しい学ぶ機会を提供することを目的としています。
不登校生徒への新たなアプローチ
文部科学省からの最新の報告によると、令和5年度の時点で不登校の小中学生の数は約34万人となり、これが過去最多となっています。この状況を受けて、適切な教育の提供はこれまで以上に重要視されています。従来のサポートといえば、フリースクールや支援センターがありますが、実際に不登校の生徒がこうした場所に足を運ぶことは、しばしば心理的な障壁となっていました。
ゲシピがこの問題に着目したのは、実に約7割の不登校の子どもたちが自宅でゲームを楽しんでいるという実態です。これを踏まえ、ゲームを学びへの「入り口」として利用しようとする試みです。彼らの興味を引くゲームと英会話の学習を融合させ、自ら参加したいと思わせるプログラムを開発していくのです。
自宅が学びの場になる!
この不登校支援プログラムは、ゲシピが提供する「eスポーツ英会話®︎」の楽しさと独自メソッドを活用しています。主な特徴は以下の通りです:
- - 参加意欲を引き出す: 人気のあるゲームを使用したアクティビティによって、学生たちの心理的障壁を下げ、学校ではなく「楽しめる場所」としての環境を提供していきます。
- - 安心して参加できる環境の構築: 不登校の生徒には他者とのコミュニケーションに困難を感じる場合が多いため、ゲシピは独自のメソッドを通じて、チャット機能やリアクションを通じた交流を促進します。徐々に自信をつけてもらうことを目指します。
- - 主体的な学びの促進: ゲームという共通の興味領域を活用し、仲間同士が自然に交流できる環境を整えます。これにより、生徒たちは英会話を通じて社会とのつながりを感じると同時に、自尊心を高めることが期待できます。
今後もゲシピは、教育機関や自治体との連携を強化し、不登校の児童・生徒が安全に学べる場を提供していく方針です。「好きなこと」や「楽しいこと」を起点に、彼らの未来を切り開いていく手助けをしていくことでしょう。
ゲームの時間が学びの時間に:eスポーツ英会話とは
「eスポーツ英会話®︎」は、オンラインで英語を学ぶための画期的なプログラムの一つで、特に英会話の練習を重視しています。このプログラムでは、ゲームの世界を舞台にしたコミュニケーションレッスンを提供しており、これまでに30万回以上の受講実績があることから、その人気は伺えます。
ゲシピ株式会社について
ゲシピ株式会社は、教育の可能性を広げることを目指してます。その理念は一人ひとりが主体的に人生を選択できる環境の提供です。メタバース教育コンテンツを通じて、楽しく学べる機会を創出することで、未来を輝かせる活動を行っています。
- - 代表取締役: 真鍋 拓也
- - 所在地: 東京都中央区京橋3-6-18 東京建物京橋ビル2階
- - 資本金: 1億円
- - 設立年: 2018年1月
教育の新たな在り方を提案するゲシピの取り組みは、多くの不登校の生徒にとって価値ある支援となることでしょう。