未来を描く新たなSF小説『表情アプリ』
内閣府のムーンショット型研究開発事業、目標1 金井プロジェクト「Internet of Brains」(IoB)に関連したサイエンスコミュニケーションプロジェクト『Neu World』。このプロジェクトは、現代の科学技術をもとに未来の生活を描くことを目指しています。このたび、脚本家でBMIパイロットの佐々藤氏が手がけたSF小説『表情アプリ』が公開されました。2026年3月28日から公式サイトで無料公開されています。
物語の概要
『表情アプリ』の舞台は、ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)端末が普及した近未来です。物語の主人公は大学生で、通学中の電車内でBMIを使用し、VRアバターに没入しているところから物語が始まります。彼は、人気のヴァーチャルアイドル「丸間るな」のライブに夢中になっていたものの、没入中の表情が周囲の人々に見られてしまい、他者の視線に敏感になってしまいます。この経験を経て、彼は「表情アプリ」の存在に気づきます。このアプリが導入されたことで、彼の日常は一変。プライベートな表情をアプリが代行し、さらには歩行や通勤、仕事まで代行してくれる社会現象にもつながるのです。この物語が示す未来は、果たしてどのようなものでしょう。
佐々藤氏の手腕
佐々藤氏は、イラストレーターの久保保久氏とのコラボレーションによって、表情や感情の表出がもたらす様々な社会的影響を描き出しています。BMIパイロットとしての経歴を活かし、リアルな未来の生活に根ざした物語を創り上げました。彼はTVアニメ『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』や『キミと越えて恋になる』などの作品も手がけており、その豊富な経験が本作にも活かされています。
プロジェクト『Neu World』の目的
『Neu World』はただのクリエイティブなプロジェクトではなく、科学技術の研究者と一般の人々との対話の場となることを目指しています。2050年を舞台にした物語を通じて、未来についての考察を促し、皆でその未来を創り上げていくことが狙いです。このプロジェクトでは、読者の反応が今後の研究や社会実装に重要な影響を与えるとしています。読後はぜひ、感想をSNSでシェアしてもらいたいとのことです。
未来を共に創造しよう
『表情アプリ』を読み終えた後、読者は自らの抱く感情や未来像について考えることが奨励されています。アプリが導入された未来で、私たちは一体どんな生活を送りたいと考えるのでしょうか。感情労働や他人に見せたくない感情の共有といったテーマが、ますます重要になる未来に向けた問いを投げかけています。この作品をきっかけに、現実社会との関わりやコミュニケーションの新たな形について考えてみる良い機会となるでしょう。
物語が提示する未来のシナリオに、あなたはどのように向き合いますか?ぜひ、感想をSNSで#NeuWorldと共にシェアしてください。あなたの声が未来の研究と社会の対話に活かされていくのです。