環境に優しい羽毛布団
2025-03-27 09:23:58

新しい羽毛布団「AMELTIS®Duvet」環境配慮型で低コストを実現

新サービス「AMELTIS®Duvet」とは



福島県に拠点を置く東和株式会社が、2025年2月より新しい羽毛布団「AMELTIS®Duvet」を販売開始します。この商品は、サーキュラーエコノミーの流れに呼応し、環境への配慮を大切にしながらも、低コストで利用可能な羽毛布団を提供することを目的に開発されました。

独自の縫製技術



「AMELTIS®Duvet」の特徴は、世界初の熱水で溶ける特殊な縫い糸を使用して縫製されている点です。具体的には、内側の羽毛パックを120℃の熱水で溶ける糸で縫製し、外側の生地は95℃の糸を使用しています。

この仕様により、使用後には布団を簡単に分解することができ、再利用やリサイクルへと繋がります。特に、利用された羽毛布団はホテルや旅館で一定期間使用された後に回収され、95℃の熱水に30分浸すだけで羽毛パックと側生地に分かれます。分解された後、側生地は綿100%であれば炭化綿としてリサイクルされ、ポリエステルが混ざっている場合はアップサイクルされ、資源として再利用されます。

メリットと運用方法



このように、「AMELTIS®Duvet」では、長期にわたり清潔に使用できる羽毛布団を提供しています。初期のリースまたは購入契約を選択でき、個別の見積もりを受けることが可能です。また、顧客の希望に応じて羽毛の種類、充填量、生地の種類、サイズなどを選べるパターンオーダー生産方式も採用されています。

開発の背景



羽毛の需要が高まりつつある中、業界では大量生産・廃棄が行われることが多く、従来の布団の寿命は十分に生かされていません。「AMELTIS®Duvet」は、羽毛のライフサイクルを延ばし、良質な羽毛をリユース・リサイクルを可能にするために開発されています。

この商品の開発には、特に取り組むべき環境問題に直面したことが背景にあり、羽毛布団の解体を容易にすることが大いに求められていました。熱水で分解する技術により、これまで労力を要した羽毛の回収作業を大幅に簡略化し、経済的な安定も見込めます。

企業理念と展望



東和株式会社は、1906年からの歴史を持つ縫製会社であり、近年ではサーキュラーエコノミーの推進に特化した技術開発を行っています。特に、溶解糸「AMELTIS®」は、環境配慮設計においても注目され、経済産業省の事例集にも掲載されています。10年以上の技術革新を経て、色の豊富さも特徴で、150色以上から色選びも楽しめます。このように、企業の未来を見据えた開発が進められているのです。

まとめ



「AMELTIS®Duvet」は、持続可能な未来に向けた新たな一歩を踏み出す商品です。環境に優しい製品を通じて、今後の経済と環境の共存が期待されます。ホテル・旅館での利用を皮切りに、一般販売も検討されており、さまざまなシーンでの使われ方が期待されます。詳細情報は、公式サイトで確認することができます。


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会社情報

会社名
東和株式会社
住所
福島県本宮市本宮舘町2-1
電話番号
0243-34-2718

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