福祉とアートの革新
2025-08-04 15:03:43

福祉とアートが共鳴する「TURN LANDプログラム」の挑戦と未来

福祉職員とアーティストが創り出す新たな関係



近年、福祉とアートの領域での共創が注目されています。その一例として、東京都を拠点に福祉施設とアーティストが協働する「TURN LANDプログラム」があります。このプログラムは、アーツカウンシル東京と東京都が主催し、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた文化プログラムの一環として、2015年から始まりました。すでに約10年の歴史を持つこのプログラムは、福祉職員とアーティストが共に活動することによって、より豊かな社会を目指しています。

TURN LANDプログラムの特徴



「TURN LANDプログラム」は、福祉施設の職員、利用者、アーティスト、地域住民が協力し、魅力的なアートプログラムを共同で開発することを目的としています。参加者はただの「観客」ではなく、プロジェクトの一員として積極的に関与します。これにより、異なるバックグラウンドや価値観を持つ参加者同士が、さまざまな「壁」を創造的に乗り越えることが可能になります。アートの力を借りて、利用者や職員、アーティストが共に成長し、互いの思考や価値観に変化をもたらすことを目指しています。

具体的な取り組みの様子



2022年度から2025年度にかけて展開される39のプロジェクトが進行中で、参加する福祉施設は高齢者のグループホームや障害者福祉施設、フリースクールなど多岐にわたります。これには、約19の施設が名を連ね、ダンサーや音楽家、エンジニア、哲学者といった幅広い専門家が関わっています。

プロジェクトでは、職員とアーティストが知見を共有する場も設けられ、これによって共生できる社会の実現に向けたネットワークを形成します。このような様々な活動を通じて、アートと福祉の関係はより強固になり、参加者一人ひとりが自己表現を通じて大きな成長を遂げる場として機能しています。

今後の展望とイベントの案内



2023年度も都内で新たなプロジェクトが始まり、福祉職員とアーティストが共に創り出すプログラムは、施設の特性を活かした包括的で持続可能なものとなる見込みです。具体的なイベントも開催され、一般公開のミーティングやアート作品の披露が行われます。

例えば、9月28日には「TURN LANDミーティング+」が開催され、最新の取り組みや施設見学、パフォーマンスが行われる予定です。また、10月18日には浅草みらいどでアーティストとのコラボイベントが行われ、誰でも参加できる開かれた場を提供します。

まとめ



「TURN LANDプログラム」は、福祉とアートが交わる力強いコミュニケーションの場を提供する取り組みです。その中で生まれる相互の理解と共生は、多様な価値観が共存できる未来を築くための貴重な参考事例となるでしょう。ぜひ、公式ウェブサイトを訪れ、これらの素晴らしい取り組みを体験してみてください。

アーカイブ資料や詳細な情報はこちらからをご覧ください。


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会社名
一般社団法人 谷中のおかって
住所
東京都渋谷区千駄ヶ谷3丁目15-3
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