多彩なアートの潮流
2024-09-27 21:12:33

ONE FUKUOKA BLDG.に集まる多様なアート作品たち

福岡市博多区に新しく建設中の商業施設、ONE FUKUOKA BLDG.(ワンビル)では、2025年春に開業を控え、多彩なアート作品が展開される予定です。この取り組みは、福岡市が推進する「天神ビッグバン」プロジェクトの一環として、多様性を持たせた新しい価値の創出を目指しています。開業時には、国内外の著名アーティストによる作品が施設内に設置され、訪れる人々に新たな文化体験を提供します。

ワンビルのアート作品たち



発表されているアーティストの中には、鹿児島睦(かごしま まこと)氏やニコライ・バーグマン氏、レアンドロ・エルリッヒ氏の名前が挙げられます。彼らの作品は、ただの装飾に留まらず、訪れる人々との対話を意識したものです。

鹿児島睦氏の『Mi volas paroli(ミ ヴォラス パロリ)』


この作品は、館内のエスカレーター付近に設置される予定で、象嵌技術を用いたタイルアートです。多様な生き物たちが描かれ、訪れた人々を楽しませます。鹿児島氏は福岡で生まれ育ち、地域の文化に深く根ざした思いを込めて制作しており、そのタイトルにはエスペラント語で「話をしたい」という意味が込められています。この作品を通じて、人々が国境や宗教を超えてコミュニケーションを楽しむ場となることを期待しています。

ニコライ・バーグマン氏の『Future Bloom』


壁面緑化をテーマにしたこの作品は、福岡の象徴でもある梅の花をモチーフにしています。約12m×約8mという規模で、昼夜で異なる表情を見せるこの作品はワンビルのシンボルとなることを目指しています。バーグマン氏は、北欧と日本の感性を融合させた作品を多数手掛け、そのスタイルで国際的に知られています。

レアンドロ・エルリッヒ氏の『Pixel Tree』


このアートは現実とバーチャルの融合を表現したもので、ピクセル風の葉で形作られた木が福川通りに設置される予定です。エルリッヒ氏は、自然とテクノロジーの関係など、さまざまなテーマを持つ作品を展開しており、彼のスタイルは観る者に新しい体験を提供します。

伝統と現代の融合



ワンビル内には、舘鼻則孝(たてはな のりたか)氏の作品も展示される予定で、約80点の新作が披露されることになっています。彼は日本の伝統文化を再考し、新しい文化を創造することを目指しており、その活動の一環として、天神信仰を基にしたデザインに取り組みます。

期待される未来



アートの力を通じて、ワンビルは単なる商業施設ではなく、人々が集まり、交流し、新しい発見が生まれる場となります。開業に向けてこれからも多くのプロジェクトが続々と進行しており、アートに触れられる機会が増えることで、地域がより魅力的に進化していくことが期待されます。福岡市への訪問の際には、ぜひこの新たなアート空間を体験してみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
西日本鉄道株式会社
住所
福岡県福岡市博多区博多駅前3-5-7博多センタービル
電話番号
092-734-1217

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