駿台グループ、Diversity StudyとLacicuを完全子会社化し、教育ICTサービスを強化

駿台グループは、2024年12月25日に株式会社 Diversity Studyが株式会社 Lacicuを完全子会社化したことを発表しました。これにより、両社の教育ICTサービスを統合し、全国の学習塾に向けた質の高い教育支援を更に推進していく方針です。

1. 駿台グループの背景と理念

駿台グループは106年の歴史を誇り、生徒一人ひとりの学びを最適化するための「究極の個別最適学習」の実現に向けて研究や人材育成に取り組んでいます。教育現場の多様なニーズに応えるべく、今後はDiversity StudyとLacicuの力を借りて、更なる課題解決を図ることになります。

2. 完全子会社化の目的

Diversity StudyとLacicuの統合により、両社の教育ICTサービスが結びつくことで、学習塾や指導者が抱える様々な課題に対して柔軟に対応できるようになります。特に、生徒の学力向上を目指したきめ細やかなサービスの提供が期待されます。

3. Diversity Studyの新しいサービス

Diversity Studyは、大学受験指導の地域格差を解消するため、様々なICT受験指導サービスを提供しています。主力サービスである「駿台Diverse」は、駿台の豊富な指導ノウハウを元にした大学受験指導サービスで、初年度には全国46の教室でスタートするところから、2025年度にはおよそ480教室にまで導入が見込まれています。また、論理的思考を養うための教育コーチングや視覚記憶を活用したアプリ教材のリリースも計画されています。

4. Lacicuの役割

株式会社 Lacicuは、2016年に創立以来、教育環境の向上を目指し、多様な教育ICTサービスを展開してきました。全国の学習塾に対し、多数の導入数を誇り、大学入試情報を手軽に検索できる「進路指導.net」や、塾ブランドの動画配信が可能な「Liew」などのサービスを提供しています。この統合によって、さらに多くの教育機関に質の高いサービスを提供するとともに、指導者のスキル向上にも寄与する予定です。