映画館の換気実験
2020-07-31 19:03:39
映画館の安全性を可視化した換気実証実験の結果報告
映画館の安全を科学で証明する!
新型コロナウイルスの影響で、多くの業界が厳しい状況に置かれ、映画館も例外ではありませんでした。4月から5月にかけての映画館の長期休業や、新作映画の公開延期、さらには製作スケジュールの遅延など、映画界は大きなダメージを受けました。そのため、業界では衛生管理や感染防止策の徹底が求められるようになりました。
映画館への信頼回復に向けた取り組み
映画館では新型コロナウイルスに対する専門家会議のガイドラインを基に、独自の衛生基準が策定され、感染防止策に力を注いでいます。しかし、映画館の利用者からは「映画館は危ない」という意識が強く、特に換気についての懸念が多く寄せられました。これに対処するため、映画館内の空気の流れを「見える化」する実証実験が実施されました。
換気実証実験の実施と結果
実験では、客席352席の映画館内にスモークが充満させられ、そのスモークが完全に消え去るまでの時間が計測されました。結果として、スモークは実験開始からわずか20分後にはほとんど消失し、新鮮な空気が供給されることが証明されました。この結果は、映画館が「密閉された空間ではない」という安心感を利用者に提供するための重要な要素となります。
動画公開による広報活動
このスモーク実験の様子は、「映画館に行こう!2020」キャンペーンのホームページをはじめ、各映画館や興行会社の公式サイトでも公開予定です。動画は2分38秒の尺で、実験の詳細がわかりやすく紹介されています。
今後の映画界への影響
新型コロナウイルスによる影響が今後どうなるか uncertainな状況ですが、映画館では引き続き安全第一の感染対策を徹底しながら、映画文化を支え続ける努力が続けられます。今回は、全国興行生活衛生同業組合連合会の佐々木伸一会長のコメントも併せて紹介します。彼は、「興行場は換気設備が整った安全な施設であることを広く知らせたい」という思いを語りました。
この取り組みは、利用者が映画館に戻るための一助となるでしょう。映画文化が再び賑わう日を心待ちにする反面、万全な対策が講じられることを願うばかりです。
会社情報
- 会社名
-
全国興行生活衛生同業組合連合会
- 住所
- 東京都港区新橋6-8-2全国生衛会館6F
- 電話番号
-
03-5408-5446