FastForm社の新金属3Dプリンタ発売、日本市場へ革新をもたらす

FastForm社の新金属3Dプリンタが日本上陸

株式会社データ・デザインが、高精度PBF方式のデスクトップ型金属3Dプリンタ「DeskFabシリーズ」の販売を開始することが発表されました。特に「DeskFab H1」と「DeskFab X1」の二機種は、日本の製造業や教育機関に新たな可能性を提供します。

DeskFab H1とは？

「DeskFab H1」は小ロットの金属製品やMROパーツの造形に特化したモデルで、大学や工業高校などの教育・研究用途に向けて最適化されています。製造の現場において、コスト効率とスピードを追求する製品です。

DeskFab X1の特長

一方、「DeskFab X1」は医療機器製造業の登録を完了しており、歯科医療や歯科技工に特化した設計が施されています。このモデルは、医療現場で必要とされる精密で安全な造形を実現します。

伝統的な金属3Dプリンタとの違い

従来のPBF方式金属3Dプリンタは、高額な設備投資が必要で、特に航空宇宙や特殊医療といった高付加価値産業に限定されていました。しかし、FastForm社の新型プリンタは、部品点数を約半減することで、大幅なコスト削減を達成。それにより、より広範な業種への普及が期待されます。導入によって、製造コストが引き下げられ、効率的な生産が可能になります。

高精度と短納期の実現

「DeskFabシリーズ」は、優れた造形エリアを提供します。H1は直径100mm、高さ80mm、X1は高さ60mmの造形が可能で、強度や耐熱性が求められる製品に対応します。このPBF方式は、高精度・高密度での高速造形を実現し、従来難しかった複雑な内部構造や軽量化設計を可能にします。このような特長により、製造時間の大幅な短縮も期待されています。導入から短期間でROI（投資収益率）100%以上を達成できるポテンシャルを秘めているのです。

価格とサービスについて

本体価格は、「DeskFab H1」が798万円から、「DeskFab X1」が648万円からとなっています。また、導入時には専門的なサービスが提供され、設置支援や材料特性に基づいた造形パラメータの調整、ポスト処理のサポートも受けられます。

展示会での実機体験

FastForm社の3Dプリンタは、以下の展示会で実機と造形サンプルが公開予定です。

- 日本デンタルショー（9月26日〜28日、パシフィコ横浜）
- ものづくりワールド大阪（10月1日〜3日、インテックス大阪）
- メカトロテックジャパン（10月22日〜25日、ポートメッセなごや）

この機会に、最新の技術を実際に体感してください。

お問い合わせ先

詳細については、株式会社データ・デザインまでお問い合わせください。
〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦3-4-6 桜通大津第一生命ビルディング12F
TEL: 052-953-1588 / FAX: 052-953-1502
E-mail: [email protected]
公式ウェブサイト

この新しい金属3Dプリンタの販売開始は、日本の製造業界に革新をもたらすことでしょう。今後の展開にご期待ください。