オムロン サイニックエックスの新たな研究成果
オムロン サイニックエックス株式会社(OSX)が、コンピュータビジョン分野の国際会議「ECCV 2024」において、最新の研究成果を発表することが決定しました。このコンファレンスは、コンピュータビジョンにおいて国際的に高い権威を持つイベントのひとつで、毎年多くの研究者が集まります。
2024年のECCVでは、8,585件の応募の中から約28%にあたる2,395件の研究論文が採択され、OSXから採択されたのは二つの研究論文です。これらの論文は、いずれも視覚と言語の融合や物体認識に関する重要なテーマを扱っています。
発表予定の研究内容
1. スマートフォンで撮影された調理映像データの視覚言語融合
最初の研究「COM Kitchens: 未編集かつ俯瞰視点からの調理映像データセット」は、視覚と言語を融合したタスクに対するベンチマークとして、未編集の調理映像データセットを提案しています。このデータセットは、視覚情報とそれに関連する言語情報を同時に解析することで、AIに新たな学習方法を提供します。
著者には、東京工業大学の前田幸樹氏や東京大学の平沢登氏、さらにCookpadの数名の研究者が名を連ねています。この研究は、10月4日(金)に行われるポスターセッションで発表予定です。
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2. 言語ベースの物体検出手法
二つ目の研究「Weak-to-Strong Compositional Learning from Generative Models for Language-based Object Detection」は、生成モデルを活用した新しい物体検出手法を提案しています。この研究は、AIが言語を基にし、物体を効率的に識別できるようになるための学習方法に焦点を当てています。著者には、韓国のETRIと韓国大学の研究者が加わっており、共同研究の成果として大きな注目を集めています。この研究は、10月1日(火)のポスターセッションで発表されます。
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オムロン サイニックエックスについて
オムロン サイニックエックスは、東京都文京区を拠点とする企業で、「AI」「ロボティクス」「IoT」「センシング」といった先端技術を駆使して社会課題の解決に取り組んでいます。他の研究機関との連携を強化し、技術の進化に寄与する具体的なビジネスモデルを構築しています。詳細な情報については、公式ウェブサイトを参照してください。
オムロン サイニックエックス公式サイト
これからも、OE監視技術の進展や新たな研究成果にご期待ください!