売り出し中!『諸星大二郎短編集 彼方へ』
異世界を舞台にした魅力的な作品で知られる諸星大二郎が、待望の短編集『彼方へ』を著す。この作品集には、彼の短編16編が凝縮されており、特に幻のデビュー作『ジュン子・恐喝』が収められていることが大きな話題となっている。
幻のデビュー作を巡る思い
著者の想いは、数年前からの新装版や短編集において短編を描く機会があったことに由来している。読者が既に購入した本と似た内容の本を再び買い求める現象に対して、申し訳なさを感じていたという。新たな短編の集合体を作りたいという彼の願いが、ついに実現した。その結果、今回の短編集が誕生したのだ。
新色で生まれ変わる物語
今回の短編集には、元のモノクロ原稿を基に著者自らがデジタル着色を施した作品も収められている。特に目を引くのが「繁殖」というタイトルの作品である。この新たなビジュアルは、彼の独自の世界観をより深く感じさせてくれる。
魅力的な物語のラインナップ
収録されている短編は多岐にわたり、中でも「加奈の失踪」という回文漫画も収録されている。さらに、「神宮千恵子のハロウィン」といった単行本未収録の作品もあり、ファンにとっては驚きと興奮の連続だ。このように、様々なジャンルを取り入れつつ、独自のスタイルで描かれているのが、彼の魅力でもある。
諸星大二郎のプロフィール
諸星大二郎は1949年に生まれ、日本の漫画界に多大な影響を与えてきた漫画家である。1970年に『ジュン子・恐喝』でデビューし、その後もホラーやSF、ファンタジー、ギャグなど幅広いジャンルの作品を手がけてきた。特に『稗田礼二郎(妖怪ハンター)シリーズ』や『西遊妖猿伝』など、彼の名は多くの読者に浸透している。
作品リリースの詳細
この短編集『諸星大二郎短編集 彼方へ』は、講談社から近日中に発売される。価格は1980円(税込)で、ワイドKCA5判で248ページ、うち32ページがカラーという豪華仕様だ。近くの書店やオンラインショップで手に入れることができる。
異世界へ旅立つ準備を整え、新たな物語に身を委ねてみてはいかがでしょうか。彼の幻想的で独自の視点があなたを引き込むに違いない。新たな冒険が待っている!