Sapeetが放つ新たなAIエージェント
株式会社Sapeetは、企業内のナレッジをAIを用いて効果的に活用するための「ナレッジ整備AIエージェント」を提供開始しました。この取り組みは、業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)が進む中で、企業における知識の有効活用が多くの注目を集めている背景から生まれました。
新たなナレッジ整備AIエージェントの特徴
Sapeetのエージェントは、社内の膨大な情報を整備し、利用しやすい形に変換するための機能を豊富に搭載しています。以下のポイントが特徴です。
1. 自動構造化と横断管理
打ち合わせや議事録といった非構造データに対し、AIが自動的にタグを付け、要約や分類を行います。このプロセスにより、日常的に生成される情報も、体系的に整理され、利用可能なナレッジとして蓄積されます。
2. セキュリティへの配慮
個人情報や機密に関する情報については、AIが自動でマスキングを実施します。この機能により、必要な情報を保持しつつも、安全にAIへ渡すことが可能となり、セキュリティ要件が厳しい業務現場でも安心して利用できる環境が整います。
3. SQL活用の強化
整備されたデータは、text to SQL技術を使って自動的にクエリが生成され、必要な情報を迅速に抽出します。自然言語での指示にも応じた反応が期待でき、AIが的確に情報を取得可能な環境が実現します。
4. 業務目標に沿ったナレッジ設計
企業が「成約率を上げたい」「制作を迅速に行いたい」といった具体的な目的を持つ場面で、AIが扱いやすい形にナレッジを整備することで、質の高い提案や業務効率の向上が図られます。
具体的な導入プロセス
ナレッジ整備AIエージェントは、SharePointやGoogle Drive、Slackなど、さまざまな情報ソースと接続し、そこに存在する情報を自動で処理します。整備されたナレッジは、AIチャットボットやRAGなど多様な活用シーンに再利用できます。
スモールスタートの提案
導入時には、営業資料やFAQなど、業務の成果に結びつく情報から着手することが多く、段階的に展開することが可能な設計になっています。これにより、企業はリスクを抑えながらAIを導入しやすくなっています。
今後の展開
Sapeetは、ナレッジ整備AIエージェントを営業AIエージェントやインサイト創出AIエージェントとも連携させ、ナレッジを様々な業務で横断的に活用できるような仕組みを構築中です。複数のAIが連携して企業の業務を支える姿を目指し進化を続けます。
Sapeetについて
株式会社Sapeetは、東京大学発のベンチャー企業で、AIによるベテラン知見の解析を通じて、企業の競争力を高めるExpert AI事業を展開しています。
今後のAI技術の進化と共に、Sapeetの取り組みにも注目が集まることでしょう。