ホーユー桜が丘工場新棟竣工
ホーユー株式会社が愛知県の桜が丘工場に新しい生産棟「第Ⅲ棟」を増設し、本日無事に竣工を迎えました。この新しい建物は、国内のヘアカラー市場における競争力の強化を目的にしています。これにより、グループ全体でのヘアカラー製品の生産能力は20%増加する見込みです。さらに、自動倉庫の導入により物流の効率化や生産工程の自動化も進められ、省人化が実現します。
桜が丘工場の特色
桜が丘工場は2001年に設立されて以来、ヘアカラー製品の製造に特化してきました。第Ⅰ棟では生産を、第Ⅱ棟では品質保証と自動倉庫が設置されており、今回の第Ⅲ棟はこれらの連携を強化する役割を持ちます。具体的には、ビゲンクリームトーンやビゲン香りのヘアカラー、ビューティラボホイップカラーなどを製造しています。
桜が丘工場はGMP自主基準やISO9001、ISO14001といった厳しい品質管理基準を満たしており、医薬部外品としての製品品質を保証しています。新たに追加された第Ⅲ棟では、地震対策や太陽光発電の導入がされる予定で、持続可能な社内環境の創造にも力を入れています。
新棟の導入による影響
第Ⅲ棟の増設により、ホーユーは年間約1億個以上のヘアカラー製品を製造できる能力を持つようになります。具体的には、瀬戸工場との生産ラインの集約も計画されており、これにより全体の生産効率がさらに向上することが期待されています。
ホーユー株式会社は、1905年に創立され、家庭用およびプロ向けのヘアカラーや頭髪化粧品の製造・販売を行っています。特に市販品のヘアカラー市場において国内シェアNo.1を誇り、長年にわたりヘアカラー関連の研究開発に力を入れています。2023年には創業100周年を迎え、今後も新たな価値を創出する事業展開や、安全性を重視した研究を進めていく方針です。
持続可能な社会の実現に向けて
ホーユーは「イキイキ・ワクワクビジョン2030」を掲げ、顧客の期待に応える製品づくりを継続しながら、環境保護にも努めています。新棟の竣工は、その一環としての努力の結果であり、企業の成長と持続可能な社会の発展を両立させるために、常に新しい挑戦を続けるホーユーの姿勢が表れています。
このように、桜が丘工場の新棟は、ホーユー株式会社が未来志向で展開する事業の重要なステップとなるでしょう。彼らのさらなる成長と新たな技術の導入により、ヘアカラー市場におけるリーダーシップが一層強化されることが期待されます。