全国主要地域生協の2025年12月度供給高速報
日本生活協同組合連合会(略称:日本生協連)が、2025年12月度における全国の主要地域生協の供給高に関する速報を発表しました。この報告では、売上高や販売額の現状を把握することができ、消費者の購買傾向や生協の運営状況を探る上でも注目されるデータです。
総供給高の現状
2025年12月度の総供給高は、前年同月比で99.2%となり、わずかに前年を下回る結果となりました。この数値は、全国64の主要地域生協のデータを基に算出されています。供給高とは、店舗や宅配を通じての売上高を指し、多様な商品がこの中に含まれています。
特筆すべきは、総供給高が全国的に前年を下回っている一方で、特定のカテゴリーでは前年以上の成長が見られたことです。特に店舗においては、客数が前年同月には及ばなかったものの、客単価が上昇した結果、前年比で100.6%の成長を記録しました。これにより、畜産、惣菜、日配商品、米、加工食品・菓子が前年を上回る売上を達成しています。
店舗と宅配の動向
店舗の売上が前年比でプラスに転じたのは、商品価格の適正化と消費者のニーズに応える商品展開によるものでしょう。特に、対面販売におけるサービスの強化や新商品の導入が効を奏していると考えられます。また、客単価の上昇は、消費者の購買意欲の変化を反映しているとも言えるでしょう。
一方、宅配サービスの供給高は前年比98.5%と、前年を下回る結果になりました。これは、利用人数が前年よりも減少したことや、配送日の曜日による影響を受けたためです。特に、ライフスタイルの変化による食の選択肢の多様化が、宅配サービスの需要に影響を及ぼしていると考えられます。
重要なのは、宅配においても点単価の上昇が見られ、米などの伸長が客単価を押し上げているという点です。宅配サービスの利用を通じて、消費者は高品質な商品を求めていることが明確になっています。
結論
全体的に、2025年の12月度は主要地域生協にとって、店舗での売上が前年比で増加する中、宅配サービスがやや苦戦しているという状況が浮き彫りになりました。消費者の購買行動の変化に生協がどのように応えるかが、今後の運営における重要な課題です。生協の取り組みが、さらなる成長に繋がることを期待したいところです。