令和五年度文化庁芸術選奨受賞者菊央雄司が地歌演奏会「うた」を開催

菊央雄司による地歌演奏会「うた」開催決定！

令和五年度文化庁芸術選奨新人賞を受賞した地歌箏曲家の菊央雄司が、地歌をテーマにした特別な演奏会を行います。この演奏会は『第二回菊央雄司地歌演奏会〜三味線組歌とうた〜』と題され、2024年10月12日（土）に東京都千代田区の紀尾井小ホールで開催される予定です。

演奏会の詳細

演奏会は、2024年8月5日（月）からチケットの予約受付が始まります。チケットはカンフェティ（運営：ロングランプランニング株式会社）で購入できますので、興味のある方はぜひ事前にチェックしてください。公式ページもご覧ください。

今回の演奏会では、「うた」というテーマのもと、菊央自身の地歌の表現を音楽として楽しむ内容となっています。特に、三味線組歌琉球組では、菊原琴治の歌を極力忠実に再現し、大坂地歌の特徴を活かした三曲を合奏で演奏します。演奏プログラムには、日本歌曲協会で発表された「あさみどり」という楽曲も含まれており、地歌の発声が他の音楽形式としてもどのようにアピールできるのかを探求します。

プログラム内容

- 三味線組歌琉球組（演奏）
- 地歌ゆき（演奏）
- 対談（参加者：野川美穂子・長谷川慎）
- 日本歌曲「あさみどり」（演奏）

菊央雄司は、大阪府出身の地歌箏曲家であり、人間国宝である故・菊原初子の後継者である菊原光治氏に師事しています。平成14年からは文化庁の新進芸術家国内研修員として平家の指導を受け、その名前を広めてきました。数々の受賞歴を持ち、最近では令和五年度の文化庁芸術選奨新人賞を受賞した実力派です。また、文楽研修生の講師としても活動しており、地歌の普及にも力を入れています。