民族博物館の新サービス
2025-04-28 11:23:31

新たな体験を提供する国立民族学博物館の自動運転ガイドシステム

新たな体験を提供する国立民族学博物館の自動運転ガイドシステム



国立民族学博物館が2025年春に、WHILL株式会社と共同で新しい音声案内システム「みんぱく音声ガイド」を導入することを発表しました。このシステムは、WHILL自動運転モビリティに乗りながらも利用できるため、訪れる人々に新たな鑑賞体験を提供することが期待されています。

みんぱく音声ガイドの特徴



「みんぱく音声ガイド」は、国立民族学博物館がアコースティガイド・ジャパンと共同で企画・制作したスマートフォンを利用した音声案内システムです。来館者は、WHILL自動運転モビリティに搭乗しながら、または歩行しながらでもこの音声ガイドを活用できます。音声ガイドでは、各地域や文化に関する基本情報や洞察を簡潔に提供し、展示品の詳しい内容を理解する手助けをします。これにより、鑑賞者の知的好奇心を刺激することを目指しています。

誰もが楽しめる環境を目指して



国立民族学博物館は多様な文化に触れる貴重な場所であり、約1万2,000点の展示資料や850本の映像が来館者を迎えます。しかし、全ての人が訪れやすい環境を整えなければならないという課題もあります。このため、同博物館は視覚や聴覚に障害のある方、高齢者、体力に不安を抱える方など、すべての来館者が楽しめる展示環境の整備に取り組んでいます。

WHILL自動運転モビリティの導入は、その一環です。このモビリティは、あらかじめ設定されたコースを時速0.8キロで走行し、利用者が安心して展示品を鑑賞できるよう配慮されています。乗車中は体力や疲労を気にすることなく、また同行者と同じペースで展示を巡れるため、快適な鑑賞体験が可能となります。

WHILL自動運転モビリティの機能



WHILLの自動運転モビリティは、高度な自動運転機能と自動停止機能を備えており、広い館内を特定の目的地まで自動で移動することができます。地図情報や周囲の状況をリアルタイムで照らし合わせて運行するため、安全に移動できます。降車後は、元の場所に自動で戻るため、利用者は手間をかけずに利用できます。この技術は、羽田空港や関西国際空港など国内外の重要な施設でも多く採用されており、信頼性が高いことが証明されています。

未来に向けたインクルーシブな環境づくり



国立民族学博物館とWHILL社は、今後も連携を深め、さらなるサービス向上に努める意向を示しています。すべての人々が気軽に文化を楽しめるインクルーシブな環境の実現に向けて、新たな挑戦を続けることでしょう。訪れるすべての人が、国立民族学博物館で特別な体験を得られることを期待しています。

この脱成長型社会において、来館者一人ひとりが自分のペースで展示を楽しむことは、文化の普及だけでなく、新たな交流の場ともなることが期待されています。音声ガイドや自動運転モビリティの導入によって、誰もがアクセスしやすい文化体験が実現することを願っています。


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会社情報

会社名
WHILL Inc
住所
東京都品川区東品川2丁目1-11 ハーバープレミアムビル 2F
電話番号
080-0800-4338

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