仙台オフィス動向
2025-08-08 15:34:46

仙台のオフィスマーケット動向:空室率上昇と新ビル計画の動き

仙台のオフィスマーケット最新動向



仙台市のオフィスマーケットに関する最新レポートが、三幸エステート株式会社より発表されました。この報告によると、2025年7月末時点での仙台市のオフィス空室率は、6.14%となり、3ヵ月連続で小幅な上昇を見せています。これは、移転に伴う空室や新しく建設されたビルに移ったテナントからの二次空室が影響しているとのことです。

空室率と潜在空室率の推移



空室率は前月比で0.15ポイントの上昇となり、主要エリアにおいても品薄感が強い状況が続いています。潜在空室率も若干の上昇を見せ、7.36%となりました。特に築年数が経過したビルにおいてはテナント誘致に時間がかかるという課題がありますが、依然として募集床の需要は高い状況です。この動向は、仙台市の中心部でのオフィス環境の変化を反映したものといえます。

募集賃料の上昇



また、仙台市のオフィスビルにおける募集賃料も引き続き上昇しています。9ヵ月連続で値上がりしており、現在は12,141円/坪に達しています。特に一部のビルでは、新規募集の条件を引き上げる動きも見られ、この状況が今後どのように展開していくのか注目されます。

新ビル計画の動き



さらに、仙台において重要なニュースとして、勾当台公園駅近くにある「SS.仙台ビル」が建替えられることが発表されました。現在のビルは1974年に竣工し、すでに50年以上が経過しています。そのため、老朽化したビルの建替えが不可欠とされており、2029年2月の竣工を目指して新たなビルが建設される予定です。この新ビルは、ホテルや飲食店などの入居が予定されており、オフィスビルとしての利用だけでなく、多様な用途が考慮されています。

まとめ



全体として、仙台市のオフィスマーケットは、新たな需要や供給の変化に対応し続けている状況です。空室率や賃料の動向は、市の経済とビジネス環境に強い影響を及ぼします。三幸エステートの発表によれば、今後もオフィスビルの戦略的利用が求められる中、テナント獲得にも工夫が必要とされています。これからの仙台のオフィスマーケットに、引き続き注目していきたいところです。


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会社情報

会社名
三幸エステート株式会社
住所
東京都中央区銀座4-6-1銀座三和ビル
電話番号
03-3564-8089

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