2024年9月17日、竹久夢二の生誕140周年を祝し、株式会社河出書房新社から新装版の『竹久夢二乙女詩集・恋』が発売される。
この詩集は、2008年に発行された同名の書籍を基にしており、竹久夢二の深い感情と美的感覚を改めて体感できる一冊だ。竹久夢二、本名茂次郎として1884年に岡山県で生まれ、1934年に亡くなるまで、彼は画家としてだけでなく、詩人としても不朽の名作を残した。
夢二は、特に“夢二式美人画”という独自の美人画で知られており、その作品はセンチメンタルでありながらも、どこか儚い美しさを湛えている。彼の描く女性は、大正ロマンを象徴する存在であり、当時の乙女たちの心を虜にした。女性の内面を捉え、感情豊かな画風で表現した夢二の作品は、今も多くの人々に魅力を伝え続けている。
夢二の作品群には、詩のみならず、童謡やイラスト、さらには日本画や水彩画、油彩、木版画等、多彩なジャンルが含まれている。そして、彼は詩画を融合させた芸術を創造し、多くの人々の心に感動を与えてきた。
新装版『竹久夢二乙女詩集・恋』には、恋や孤独、夢といったテーマに触れた詩が収められています。竹久夢二が生涯を通じて発信したメッセージは、彼の生誕から140年が経過した現在でも多くの共感を呼んでおり、同書は、そんな彼の心の豊かさを再確認するための貴重な資料となることでしょう。
また、記念として全国各地で展覧会も開催予定。夢二郷土美術館では、2024年9月7日から12月8日まで開催され、夢二の作品を間近で楽しむことができる。さらに、あべのハルカス美術館や富山県水墨美術館、大分県立美術館でも特別展が行われる。
これからも竹久夢二の作品、詩、そして彼が描き続けた感情が、世代を超えて人々に感動を与え続けることでしょう。ぜひ、この機会に『竹久夢二乙女詩集・恋』を手に取り、彼が残した永遠のメッセージを感じてみてください。彼の世界に浸ることで、日常の喧騒から解放され、優雅でセンチメンタルな時を過ごすことができるでしょう。早速の予約をお勧めします!