ゴルフダイジェスト・オンライン、生成AI活用の新サービス公開へ
株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)は、同社が運営するゴルフ場予約サイトやECサイト向けに、生成AIを利用した新たなゴルファー向けサービスのデモ版を近日中に公開すると発表しました。これは、GDOが本格導入を目指す取り組みの一環です。
GDOと電通デジタルのコラボレーション
2023年8月より、GDOはAI開発を手がける電通デジタルと共同で「GDO-AI Lab」を設立し、研究開発を進めてきました。その結果、多くの実績と専門知識を持つチームが集まり、これが今回のデモ版につながったのです。現在GDOは607万人の会員を有しており、個人情報に依存しない顧客データを活用したリコメンド機能の実装は業界でも非常に先進的なアプローチです。
デモ版で実装される機能
今回のデモ版は、特に効果的な2つの機能を搭載しています。
1. ゴルフ場予約サイトへの対話型AI機能
デモ版では、ゴルフ場予約ページに「GDO店員さんAIチャット」を導入します。このAIは、ユーザーが持つゴルフ場に関する質問に対して自然な会話を通じて答え、ユーザーの具体的な予約希望を引き出します。GDOには、プレーしたゴルフ場の豊富な口コミデータがあり、これをAIに学習させることで、ユーザーに最適なプランを提供することが可能です。
2. バーチャル試着の実現
また、ECサイトでは、ユーザー自身の画像をアップロードすることで、トップスやボトムスをバーチャル試着できる機能が実装されます。生成AIが商品の詳細データを解析し、ユーザーが身に着けた時の見た目を簡単に確認できるようになります。今後は、過去の購入履歴を基にしたコーディネート提案や類似アイテムのリコメンド機能が追加される予定です。
これにより、ECでの「イメージと違った」問題を解決し、ユーザーは自分に似合うスタイルを楽しむことができるようになります。
今後の展望
GDOは、豊富なユーザーデータとAIを掛け合わせることで、さらに多様なサービスを提供し、「GDO経済圏」の価値を最大化する方針です。この取り組みによって、より多くの人々がゴルフを楽しむ機会を増やすことを目指しています。GDOは、充実したゴルフ体験を提供するために、今後も継続的に革新を追求していくでしょう。
会社情報
GDOは2000年からゴルフのワンストップサービスを展開している企業で、多様性を認め合い、人生を楽しむことを理念にしています。最新技術との融合を進めつつ、楽しさを追求するイベントも展開しています。
本社は東京都品川区にあり、詳細は
GDO公式サイトで確認できます。