水素燃料エンジンの成功
2026-09-08 12:17:09

世界初!大型商船向け水素燃料エンジンの運転試験成功

世界初の大型商船向け水素燃料エンジン運転試験成功



2023年9月7日、ジャパンエンジンコーポレーション(ジャパンエンジン)、川崎重工業、およびヤンマーパワーソリューションの3社が共同で開発した大型商船向け水素燃料エンジン「6UEC35LSGH」の陸上運転試験が成功を収めました。このエンジンの完成は、海運業界におけるカーボンニュートラルの実現に向けた重要な一歩となります。

プロジェクトの背景



近年、国際的な海運業界では2050年までのカーボンニュートラルを目指す動きが加速しており、次世代燃料エンジンの早期開発と社会実装が求められています。その動きの中で、ジャパンエンジンは、NEDOのグリーンイノベーション基金事業の一環として、水素燃料エンジンの開発に取り組んできました。

今回完成した「6UEC35LSGH」は、工場での運転において水素混焼率を95%以上に達成し、従来の重油燃料エンジンに比べてGHG(温室効果ガス)排出量を95%以上削減することに成功しました。これにより、持続可能な運航の実現に一歩近づきました。この結果は、次世代の海運業務を形作る大きな一歩となるでしょう。

エンジンの特徴と安全性



「6UEC35LSGH」は、高圧直噴方式を採用しており、これにより水素の安定した燃焼が実現されています。また、頑丈な水素漏れ防止構造や、二重管を使用した水素供給配管といった安全対策も整っています。これらの開発は、日本海事協会の評価を受けつつ行われており、安全性が確保されています。

今後の展開



「6UEC35LSGH」は、2027年1月に商船三井と商船三井ドライバルクが尾道造船で建造する多目的船に搭載される予定です。この船は1万7500重量トン型で、2028年4月から実船実証試験が実施される見通しです。試験を通じて、実際の運航条件下での耐久性や性能が検証されることになります。

また、川崎重工は、液化水素を船舶に供給するためのバンカリング設備の開発も行っており、これによりエンジンの実用化が一層進むことが期待されています。これらの取り組みは、海運業におけるGHG排出削減を促進し、2050年のカーボンニュートラル目標に寄与する強力な後押しとなるでしょう。

まとめ



ジャパンエンジン、川崎重工、ヤンマーパワーソリューションが共同開発した水素燃料エンジンの成功は、海運業界だけでなく、世界全体の持続可能な発展に重要な影響を及ぼすことが期待されます。この取り組みがさらに進展することで、将来的な環境への配慮が重要な時代に、より良い解決策をもたらす道筋を示していくでしょう。


画像1

画像2

会社情報

会社名
株式会社商船三井
住所
東京都港区虎ノ門2-1-1 商船三井ビル
電話番号

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。