京都産業大学と商船三井さんふらわあがタッグを組み新しいマーケ施策をスタート

京都産業大学と商船三井さんふらわあの新しい取り組み

最近、京都産業大学と株式会社商船三井さんふらわあの間で、産学連携による新たなマーケティング施策が発表されました。この取り組みは、大学生のアイデアを活かして、同社のサービス向上とブランド認知度の拡大を目指しています。

背景と目的

フェリーの利用は、特に修学旅行といった場面での利用が減少し、特に若年層にとっては身近でない交通手段となっています。業界全体としても、若年層をターゲットにした利用促進が急務となっている中、商船三井は2024年5月から京都産業大学との連携をスタートさせました。この連携を通じて、学生にフェリーをもっと身近に感じてもらうことが目的です。

取り組み内容

1. 大学生向けランディングページの作成

新たにデザインされたランディングページは、大学生の視点から見た魅力的なコンテンツを盛り込み、ターゲット層に直接訴求するものとなっています。ページにはフェリーの基本情報や、他の交通手段との比較がコストとタイムパフォーマンスの観点から整理されています。具体的なページは、こちらから確認できます。

2. 割引商品の造成

商船三井のグループ会社であるさんふらわあトラベル株式会社が、学生向けの割引商品を販売します。このプランは、大学生の価格感や旅行目的を考慮し、特別価格で提供されます。具体的には、神戸から大分までの航路で、プライベートベッドが9000円、スタンダード2人用が11000円、スタンダード4人用が12000円というお得な設定です。対象期間は2025年5月7日から7月21日までとなっており、販売は3月7日から開始される予定です。詳しくはこちらでご確認ください。

3. 大学生向けの広告活動

学生にアプローチするため、目を引く広告を制作し、旅行の選択肢としてフェリーを選ばれるよう働きかけます。このため、学生が良く利用するSNS（InstagramやTikTok）や、関西の主要大学周辺の駅でポスター広告を展開します。

上元ゼミの役割

上元ゼミでは、主にサービスマーケティングを学んでいる学生たちが、このプロジェクトに参加しています。接客やショップ運営の知識を活かし、商船三井のフェリーへの複数回の乗船体験や船内見学、イベント出展のサポートを通じて、同社の抱える課題を認識し、具体的な施策を議論しています。

この協力を通じて、商船三井は若年層の利用促進とブランド認知度の向上を図りたいと考えています。また、学生たちにとっても、生涯にわたってフェリーを利用する機会を増やすことを期待しています。