プレビュー報告:舞台『キャッシュ・オン・デリバリー』が開幕
今江大地が主演する舞台『キャッシュ・オン・デリバリー』が2024年2月6日、東京のあうるすぽっとで幕を開けました。この作品は、イギリスの喜劇作家レイ・クーニーを父に持つマイケル・クーニーの代表作であり、ドタバタコメディの要素がたっぷり詰まった舞台です。公演は2月9日まで行われ、その後愛知と大阪でも上演予定です。
物語の概要
舞台はロンドン郊外のエリック・スワンの自宅。2年前に職を失ったエリックは、架空の人物を作り上げて不当受給をしつつ生計を立てていましたが、そのことを妻には内緒にしています。心の中で感じ始めた良心の呵責から、エリックは架空の人物を排除することを決心します。しかし、そこに社会保障省の調査員が現れ、エリックは2階の間借り人ノーマンを巻き込んでその場を取り繕おうと奮闘します。
演技陣の魅力
今江大地は、エリック役を演じるにあたり、独特な動きと絶妙なセリフ回しで、観客を引き込みます。彼の表現力と演技は、無責任なキャラの魅力を存分に引き出しています。一方、松本幸大が演じるノーマンは、彼自身の特性を生かしつつエリックに巻き込まれる姿がユーモラスで、場を和ませています。さらに、清水順二を含む多彩なキャラクターたちが登場し、物語を一層引き立てる要素となっています。
舞台の見どころ
観客はエリックとノーマンのいきなりのごまかし合いに釘付けになるはずです。舞台を見守る者として、エリックの嘘がどのように発展し、そして崩れるのかがハラハラドキドキの要素となっています。また、エンディングの意外な展開とクライマックスを迎える場面は、抱腹絶倒の瞬間を提供することでしょう。
制作陣のコメント
舞台稽古の前に行われた公開イベントでは、演出の林明寛が作品への思いを語りました。「この作品はお客様と共に作り上げる力を持っています。観客が参加することで、より一層パワーが上がる作品です」と、その意義を強調。主演の今江大地も、「膨大なセリフを覚えながら、この素晴らしい作品に関わることが嬉しい。ぜひ多くの方に見てほしい」と語りました。
公演情報
『キャッシュ・オン・デリバリー』の東京公演は2月6日から9日、愛知公演が2月14日から16日、大阪公演が3月8日から9日まで予定されています。チケットも好評発売中で、早めの購入をおすすめします。
詳細情報
この舞台は、今江大地と松本幸大を始め、多くの実力派キャストが揃い、見ごたえのある作品です。観劇を通して、心温まる笑いとともに濃厚な体験をお楽しみください。