乳幼児向け竹歯ブラシ
2023-01-25 10:00:02
環境に優しい乳幼児用竹歯ブラシが保育施設で導入開始
乳幼児向けMini竹歯ブラシの登場
新たに登場した乳幼児向けMini竹歯ブラシは、認可保育施設「キートス」を運営する新進気鋭の企業、ハイフライヤーズとの共同開発によって実現しました。この歯ブラシの背景には、環境保護や子供たちの健康を重視する強い意義が込められています。
日本竹一番の企業理念
「日本竹一番」は、2022年7月に設立された竹製品専門商社です。この企業は、環境負荷の少ない竹を使用し、「竹のチカラで地球課題に取り組み、未来に笑顔を繋ぐ」という理念を持っています。プラスチックの代替素材として竹を活用し、SDGsに関連する数多のプロジェクトに参画してきました。子供たちが健やかに育つ環境作りに貢献することが、その活動の中心にあります。
荷物のいらない保育園「キートス」
千葉県内で13施設を運営する保育施設「キートス」では、保護者が子供を通わせる際に必要な荷物を持参する必要がないという新しいコンセプトを導入しています。布団やオムツ、歯ブラシ、食事用のエプロンなど、日常的に使うアイテムは保育園側で全て準備されるため、保護者は通園準備にかかる負担から解放されます。このサービスは、子供たちと保護者の貴重な時間を増やす助けとなっているのです。
プラスチック歯ブラシへの課題
「荷物のいらない保育園」が開始すると、日々多くのプラスチック歯ブラシが廃棄されることが問題視されました。一日の利用者数が500人以上に及ぶ「キートス」では、月に1万本以上のプラスチック歯ブラシが使用され、環境への影響は無視できません。そこで、環境に優しい竹製の歯ブラシに切り替えるアイデアが生まれました。
竹歯ブラシの開発過程
ハイフライヤーズでは、子供にとって安全で快適な竹歯ブラシの開発に取り組みました。安全性、サイズ感、コストの3つの要素をクリアするため、多くの課題に直面しましたが、これらの条件をすべて満たす製品を提供する企業、アステップグループ・日本竹一番と出会うことにより、開発が実現しました。
1歳から6歳の子供が使用することを考慮し、ハンドルの設計を工夫し、小柄なヘッド、柔らかいブラシを採用しています。これにより、子供たちが快適に使える製品が誕生しました。
現場での評価
先行して行われた保育施設でのテスト導入では、職員や子供たちから高評価を得ました。「見た目がおしゃれで、自宅でも使いたい」「竹の香りが心地よい」「プラスチックの冷たさとは異なり、優しい感触が良い」など、様々なポジティブな意見が寄せられています。
反面、一部の職員からは包装に関する課題も挙がっています。個包装された竹歯ブラシのプラスチックを減らすための改善が求められています。これらのフィードバックを受けて、さらなる品質向上を目指す計画が進行中です。
未来への展望
竹歯ブラシの導入は、根強い環境問題への関心を反映するものです。さらに、日本竹一番は今後、ペット用竹歯ブラシや高齢者向けの製品開発にも包括的に取り組む意向を示しています。加えて、国際ホテル・レストランショー2023においても新商品を展示する予定です。
環境意識の高まりやSDGsの推進に乗る形で、竹歯ブラシの利用がより広がり、「歯磨きをもっと楽しいものにする」という理念の実現に向けて進んでいます。子供たちが将来、より良い環境で成長するための一助となることでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社日本竹一番
- 住所
- 東京都中央区銀座1-28-15鈴木ビル4F
- 電話番号
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